ゲームソフトランキング更新・最新勢ぞろい

2007年04月29日 12:00

ゲームイメージメディアクリエイトが発表した2007年4月16日~4月22日の週間ソフト・ハードセルスルーランキングによれば、今週計測週のトップにはちょっと異色な『マリオ』シリーズ最新作アクション『スーパーペーパーマリオ』がついた。通常は平面の2次元設定でのアクションゲームなのだが、ワザを覚えて体力を蓄えると一定時間だけ3次元移動ができるようになるという、「おきて破り」な仕組みを持っている。3次元移動することで、通常ではわからなかった謎が解けるようになるなど、発想の転換的システムが面白い。

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第二位にはこちらも新作の『フェイト/ステイナイト [レアルタ・ヌア]』が。パソコンソフトが原作のビジュアルノベルを移植したもので、現代社会の中で暗躍する幻想的な人たちを描いた物語。基本はストーリー中心のアドベンチャーゲームで、すでにアニメ化しているシナリオ以外の話も楽しめる。原作やアニメでファンになった人、話は聞いていたが実際に触れたことのなかった人、その双方から評価が高い。

第三位にはこれまた新作の『ペルソナ3 フェス』が。『ペルソナ』シリーズの最新作『3』のオプショナル的な一作で、上記リンクは単独でも起動するバージョンだが、立ち上げ時に『3』のディスクを必要とする「アペンドディスク版」も同時発売している。もちろんこちらの方が安いので、『3』を持っている人はこちらを買った方が良いだろう。内容はといえば『3』のファンのための追加要素として、ペルソナの追加や依頼の追加、ハードモードの導入、後日談のシナリオなど、「より遊び倒したい」人向けの内容。このタイプのタイトルが上位に食い込んでいるということは、それだけ『ペルソナ』シリーズのコアなファンが多い証でもあるのだろう。

第四位はやはり新作タイトルの『のだめカンタービレ』が。クラシックブームを巻き起こした同名作品のゲーム化で、作品中に登場するキャラクタと会話をしながらゲームを進めたり、40曲以上収録されている曲を楽しめる。ボタンの強弱やタイミングで曲のリズムや音量が変化するという、サウンド系のゲームのパートでは、原作のキャラクタに成り代わって曲を演奏することも。ただ、ボリューム感が今ひとつという意見も多く、賛否両論なところ。

今週計測週は(移植モノもあわせて)上位に新作タイトルがずらりと並び、相関な様相となった。定番タイトルが上位の座を確保して「やはり良いタイトルはずっと売れるのだな」と実感するのも良いが「新作が売れて新しい気概が業界を活性化させる」と思わせてくれるのもまた良い話。次回計測週からはゴールデンウィークに突入するわけだが、お休みで家族揃って買い物に出かけた先でどんなゲームを買うのか、という特殊状況下におけるセールス動向が気になる。


(最終更新:2013/08/17)

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