スイング系トレーディング漫画「株主爽快」連載終了

2007年04月24日 19:30

「株主爽快」イメージ当サイトでも何度かお伝えしていた、集英社の隔週漫画誌「ビジネスジャンプ」で連載中だったスイングスタイルの株式投資漫画株主爽快の連載が終了扱いになっていたことが明らかになった。4月24日の電話取材で判明した。

スポンサードリンク

「株主爽快」は橘かおる先生作画・公認会計士で『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』などの著書で名を知られる山田真哉氏がアドバイザーを勤める、スイングトレード系の株式売買を面白おかしく、そしてためになる視点からとらえた投資漫画。身近な生活と関連した投資話や、株の素人の一女性が考えた投資スタンスを元に、20万円の元手でどのような投資ライフを楽しむかという話がリアリティあふれたタッチで描写されていた。また、株式投資をドキュメンタリー方式で伝えるその手法は、経済誌や投資雑誌ならともかく、青年漫画誌で連載するという点で、異彩を放つ存在としても注目を集める内容だった。

昨年の秋口に、作画で実際に取引を行う橘先生が産休でお休みをするようになり、目次にはその旨の注意書きが見受けらるようになった。ところが先日からビジネスジャンプにおいてその「産休でお休み」という表記が目次から消え、その一方でアドバイザーの山田氏が新刊の『食い逃げされてもバイトは雇うな』を発刊するにおよび、休載ではなくて連載終了では、との懸念から電話で編集部に確認したところ、今回の回答を得ることができた。

説明によると、産休の結果、立花先生は無事に出産なされ、現在は育児に励んでいる……のだが、その育児が多忙で、他の仕事の時間ともあわせ、「株主爽快」に割ける時間が少なくなり、さらに多忙な山田先生とのマッチングも難しくなった。

それに加えて(山田氏の話として)現在の株式市場は非常に難しいところがあり、また話題性についてもホリエモン騒動や村上ファンド騒ぎのあともあること、スイングトレードという投資スタンスである以上、これだけ長期のお休みをとってしまうと事実上一からやり直しと同じになってしまう。

これらの点から、休載ではなく「連載終了」の措置を取り、目次から「休載云々」の文字を消したとのこと。

ヒロタのシュークリームがウマいことから【21LADY(3346)】に目をつけるなど、非常に身近に感じられる視点でのやりとりは非常に好感を持て、今後の展開が楽しみだっただけに、連載終了は大変残念といわざるを得ない。連載回数もまだまだ少なく、単行本化も難しいだろう。

願わくば編集部にはウェブ上で全話公開などのサービスをして、次回のチャンスにつなげるチャンスを与えて欲しいものである。


■関連記事:
【実は結構アタリかも、「本当にあった株の話 天国と地獄」】
【「株主爽快」最新掲載号レポート、合言葉は「狼狽(うろた)えるな!」】


(最終更新:2013/09/11)

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

スポンサードリンク



 


 
(C)JGNN||このサイトについて|サイトマップ|お問い合わせ