携帯デジカメで撮るものは「景色」と「メモ代わり」

2007年04月19日 08:00

【ウェブマーケティングガイド】は4月18日、携帯電話の一機能、デジカメ機能に関する調査結果を発表した。それによるとデジカメ機能で撮影する対象は「景色」がもっとも多く次いで「メモの代わりに使う」とした人が多数を占めていた(【発表リリースページ】)。

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今調査は10代から40代のモバイルユーザー300人を対象にしたもので、男女比は33対67。計測数がやや少なめのため、結果にはばらつきが見られる可能性もある。

気軽に景色を、そしてメモとして実用的に

それによると「携帯電話でデジカメ機能を使う(写真を撮る)」頻度は人によってまちまちで、これといった傾向が見られない一方、何を対象に撮るかという質問には「景色」と答えた人がもっとも多く、過半数の55.1%を占めている。

「携帯で何を撮るか」
「携帯で何を撮るか」

いつも持ち歩いている携帯電話を使い、日常生活の中でちょっと気になることがあればさりげなく「パシャリ」と一枚、という情景が目に浮かんできそうだ。次いでデジカメ機能をメモ代わりに使うという実用派が41.5%となり、この機能を有効に利用しているようすが想定できる。

その後は「知人・友人」「家族」「ペット」という順番で、従来の「カメラ」としての機能を活かしているのが分かる。一眼レフカメラを用いての撮影は物々しいと感じるかもしれないが、「ケータイ」ならばすぐにでも、そして気軽に撮れる。被写体側も身構える必要が無く、気を楽にして撮影に望めるのだろう。

友達への口コミ手段、そして従来のカメラの代用品として

また最近ではブログやSNSなどで携帯電話の写真を投稿できる機能が充実しつつあり、これらのコミュニティへのアピールのため、携帯電話のデジカメ機能がフルに活用される傾向もうかがえる。それが容易に推測できるのが、次の「どのような場面で携帯電話のデジカメ機能を使うか」という質問に対する答え。

「どのような場面で携帯電話のデジカメ機能を使うか」
「どのような場面で携帯電話のデジカメ機能を使うか」

一番が「面白いもの、インパクトのあったものを記録に残すため」で62.2%を占めている。気になった出来事は「自分の記憶の中に」だけではなくデジカメで撮影して投稿し、その驚きやインパクトを他人と共有したいという想いを現実化させているのだろう。

一方でそれに続く「旅行など特別なイベントの思い出を残すため」(53.7%)は第三者に見せるためなのはもちろん、身内だけに見せるつもりも含め、従来のカメラの使い方と同じ目的のために使われていると思われる。「ケータイデジカメ」が従来のカメラや普通のデジタルカメラの代用品としてしっかりと認識されている表れともいえる。


今や百万画素単位の性能が当たり前となった携帯電話のデジカメ機能。今後もますます高性能化し、普通のデジタルカメラに劣らないスペックを持つようになるだろう。

「いつも持ち歩く」という観点からはデジカメよりはるかに優れた便宜性を持つため、これまで以上に日常生活に溶け込むものと思われる。

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