知ってて重宝、電子マネーをもっと便利に使いこなす役立ちグッズ

2007年04月17日 19:30

パスモイメージお金の流れを把握できる新しいインフラとして注目を集め、各企業がしのぎを削ってシェア獲得に奔走している電子マネー。最近では【パスモ】が人気のあまりに販売を制限する事態になるなど、話題には事欠かない。その電子マネーについて、そのものではなく「一緒に使って」便宜性を高めるさまざまなグッズがNHKの小特集で報じられていた。これから電子マネーを使う機会も増えてくるだろうということで、ここでまとめてみる。

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2枚の電子マネーの読み取り誤動作を防ぐパスケース「アイクレバーパスケース」

アイクレバーパスケースイメージパスケースには複数の電子マネーを入れている人も多いはず。そのような状況で改札口を通ろうとすると、複数の電子マネー(機能を持つICカード)のデータを読み取ろうとしてエラーが出てしまう、という経験をした人もいるだろう。

そのような誤動作を防ぐために用意されたのが、【大洋】【アイクレバーパスケース】。「アイクレバー」ではICカードの発する磁界を無効にしてスキミングできなくするシートを間に挟んでいる。そのシートで隔てられた両ポケットにそれぞれ電子マネーを入れれば、片方のカードを読み込ませようとした時に反対側にあるカードの情報が伝わることはなく、エラーも発生しないという仕組み。価格は2000円台から5000円弱まで。

電子マネーの履歴を家計簿代わりに活用「てきぱき家計簿マム5」

続いて紹介されていたのは、電子マネーの利用履歴を活用して家計簿記載のサポートをするソフト』てきぱき家計簿マム5』(『ソフトのみはこちら』)。家計簿ソフトにお財布ケータイや電子マネーが読み取れる周辺機器『「PaSoRi(パソリ)」』が付属しているセットを用いるというもの。

このソフトとツールを使って電子マネーを読み込ませると買い物をした場所や時間、電車を利用した場合にはその経路が一覧で表示されるという便利なシロモノ。あとは具体的に何を買ったのかなどの追加情報を書き込めば、家計簿入力は終了してしまう。

番組で見た時に、正直「これは便利だ!」と思ったシロモノ(ただし当方のように電子マネーそのものをあまり使わない人にはお役立ち度もそれほど高くない)。電子マネーで買い物や交通機関の利用が多い人にはたまらない魅力アイテムとして目に映るだろう。

不正読み取り(スキミング)を防止するアイテムあれこれ

シェリーパス
シェリーパス

電子マネー(ICカード)は便利ではあるが、同時に問題点もある。通常のパスケースやバッグの上からでもデータを読み取られる可能性があるため、すれ違いざまに「電子マネー(を入れたケースやバッグ)に触れていないのに、データが不正に取得されてしまう」、俗に言う「スキミング(skimming)」される危険性を持っている。

このスキミングを防ぐアイテムも色々と販売されている。先の「アイクレバーパスケース」を発売している大洋では同じ技術を使った『シェリーパス』を展開しているが、他にも既存のサイフに入れるシート「マグネバラード」や、携帯電話本体に貼り付けてスキミングを防止する『Skim Blackモッパー』などがある。


電子マネーやICカードは便利で使いやすく、企業側からすれば履歴を把握できマーケティングにも活用が可能で、インフラを手中に収められる(ので色々な展開を企画提案できる)ことから、大手が激しいつばぜり合いを繰り広げ普及に努めている。今後ますます競争が激化し、多くのカードが展開すると共に、使える場所も増えることだろう。

少なくともカードの利用頻度が今後減るような状況になることはないだろうし、必要な状況が増えるのも間違いない。それと共に色々な「こんな付帯サービスがあるともっと便利なのに」というニーズも増加する。

そして「必要は発明の母」の言葉通り、今回紹介したようなさまざまな周辺グッズも登場すると思われる。多種多彩な発想や発明で、電子マネーライフを充実させてくれるに違いない。


(最終更新:2013/09/11)

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