見る見る分かる禁煙で得られる数々の効果・アメリカ肺がん協会のパンフレットから

2007年04月15日 19:30

たばこイメージ先に【がん保険に入りました】で説明したようにがん保険に入り、また極論的な思考を【JT(2914)】の重役が持っていることを【JTの重役曰く「禁煙すると長生きするから医療費が増える」】でお伝えするなど、最近がんについての話が色々と当方の耳に入ってくる。せっかくだからと後者の記事でも触れた、がん保険に関する経済誌を元に時間を見つけてまとめ記事を作るつもりで、ちまちまと資料も集めている。今回はその過程で見つけた「肺がん」の主要因とされる「タバコ」を止めて得られる効果について、素晴らしい資料を見つけたので紹介することにする。その資料の名前は「あなたがたばこをやめたときに起こる身体の変化」。

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これは大阪府の【健康福祉局】で掲載されていた資料。【掲載ページ】によれば、この表は【アメリカ肺がん協会(The American Lung Association)】のパンフレット「New York Times,American Cancer Society.Reserched by N.Janehunt」から抜粋したものとのこと。

表の説明には「喫煙している人がタバコをやめた時に起きる身体の変化」と表し、時間ごとの身体の変化を表している。

20分以内血圧が正常に下がり始める。脈拍が正常になる。手や足の温度が正常に戻る。
8時間以内血圧の一酸化炭素濃度が正常になる。血液の酸素濃度が正常に上がる。
24時間以内心臓病のリスクが減る。
48時間以内神経末端が再成長を始める。臭覚や味覚が改善する。
48~72時間ニコチンが体内から検出されなくなる。
72時間呼吸が楽になる。
2~3週間循環器機能が改善する。歩くのが楽になる。肝機能が30%よくなる。
1~9か月咳や、疲れやすさ、息切れが改善する。肺がきれいになり細菌感染が減る。全身のエネルギーレベルが上昇する。
5年以内肺がん死亡率が対10万人あたり137人から72人に低下する(10年では12人まで低下して、非喫煙者とほぼ同程度になる)。
10年以内前がん細胞が置き換えられる。口腔がんや喉頭がん、食道がん、膀胱がん、腎がん、膵がんなどの発生率が低下する。


もちろんこれは平均的、そして分かりやすく意訳したもので、誰でも等しくこのような変化が現れるわけではない。「肺がん協会」によるものを考慮する必要もあるだろう。喫煙者がよく主張する「ニコチン不足によるストレスでかえって体調に悪い影響をきたす」という点も考えねばならない。それらを差し引いても、この表の内容は十分注目に値する。

また、この表の注意事項として「ただし一本でも吸えば、その時点ですべての良い効果はなくなる」点を忘れてはいけない。つまり一本でも吸ったらそこで禁煙経過時間はゼロにリセットされてしまうわけだ。

もし現在「禁煙したい、けど止められない」とタバコを目の前にして考えている人がいたら、上のリストをもう一度、声を出して読んでみて欲しい。きっと「役に立つ」だろう。


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(最終更新:2013/08/21)

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