この調査結果は【4月10日に開催されたイベントの中で発表されたもの】で、参加者のみが閲覧できるスライドデータに記載されていたものと思われる。当方(不破)は参加していないので閲覧ができず、検証もかなわない。非常に興味深いデータであるだけに、一般公開していないのが残念。

●朝の一仕事を終えてからネットの世界へ・芸能も天気もレシピもばっちり

それはともかく上記参照記事によれば、今調査は2007年3月に20～40代の女性1200人に対して行われたものだが、「インターネットを利用し始める時間はいつからか」という問いに「朝9時から10時の間」がもっとも多く13.4％を占めたという。また、一日の平均利用時間は1時間から3時間が47％と約半数を占めているとのこと。「朝食を作り終え旦那や子どもを送り出してから一息ついて、お茶を飲みながらさてネットにアクセスしましょうか」というシチュエーションが想像できる。

また、彼女らへの「自宅でよく閲覧するサイトの種類は」という問いへは次のような回答が。

という数字が出ている。ニュースサイトには一般ニュース以外に、ワイドショー的なネタ、つまり芸能界をはじめとする身近なニュースが盛りだくさんに用意されている。週刊誌やワイドショーを読む、見る感覚でニュースサイトに目を通しているのだろう。

「天気情報」は、テレビなどでは決まった時間帯にしかチェックが出来ないが、ネットなら「天気情報を知りたい」と思った瞬間に見ることができる(俗に言う「オンデマンド」というもの)。これはネットならではの特徴であり、利点でもある。

料理レシピ情報は生活に密着した情報として、料理のレパートリーを増やすために調べているのだろう。本人はもちろん、その料理をたしなむことになる家族みんなにとってもありがたいお話だ。

●ネットアクセスとコメント書き込みでコミュニケーション・新たな「井戸端会議」はブログを通じて

最後の「友人や知人のホームページ、ブログ」だが、ネットを通じてのコミュニケーションが主婦の間でも広まっていることをうかがわせる結果といえる。実際元記事にもあるように、「ネットへの書き込み経験がある」という人のうちもっとも多い回答が「友人のブログに対するコメント」であり、ブログを通じて多くの友人と対話をしている、いわば「ネット版井戸端会議」をしている様子が想像できる。

当サイトでもトップページ左メニュー部分で新しいアンケートとして、読者の皆さんの性別と年齢をおうかがいしている最中なのだが、まだ投票数は少ないものの当初予想していたのとは大きな違いが出て、少々驚いている次第だ。

当方としては「10代から20代が多いだろう」「男性が圧倒的に多い……はず」と想定していたのだが、いざフタを開けるとむしろ20代以降、30代以上の層が圧倒的に多く、しかも男女比が3対7くらいという値が出ている。

まだ20票も集計されていないのでこれから値が大きく変わる可能性もあるが、それにしても驚きといわざるを得ない。

使われ方を見ても、主婦の間には確実にネット文化は浸透しているし、賢い主婦たちはうまくネットを使いこなしているのかもしれない。そんな雰囲気を感じ取れる集計データといえよう。