ヤフーの「チャートフォリオ」に新機能・決算書を棒グラフで眺めてクリックで検索する「決算検索」機能開始
2007年04月02日 06:30
有料サイトも腰を抜かすほどの機能充実を推し進める[ヤフー(4689)]内投資関連ページ【ヤフーファイナンス】だが、先日から【チャートフォリオ】内で【決算検索】なる機能が追加された。決算の主要項目について、さまざまなパターンを選んで検索できる、新しい試みである。
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株価分析は、株価の動きを表すチャートを元にさまざまな法則を見出し、あるいは数式から今後の株価を予想する「テクニカル分析」と、各企業の決算報告書に書かれている各種業績など財務関係書類から今後の企業の成長・注目度を推測し株価を想定する「ファンダメンタル分析」に大きく二分される。
これまで「チャートフォリオ」ではその名前にもあるように「チャート」などを元にテクニカル的な分析を支援する機能ばかりが用意されていた。しかし今回登場した「決算検索」は、ファンダメンタル的な分析をサポートすることになる。
「決算検索」選択画面
決算検索では株価や投資金額、市場、規模など通常のスクリーニング機能にあるように条件付けのほか、決算内容指定として「売上高」「営業利益」「経常利益」「当期利益」それぞれの項目について、決算諸表上どのような傾向を示しているのかを選択して絞り込むことができる。
例えば「売上高はV字回復で営業利益は増益基調か前年比増益と少なくとも上昇気運。当期利益もV字回復」などという絞込みが可能。決算検索をして選ばれた銘柄を、さらにチャートの形で絞込み「テクニカル・ファンダメンタル両面からの銘柄絞込み」をすることもできるようになっている。
試しに10万円以下で買えて東証一部限定、「売上高」「営業利益」「経常利益」「当期利益」において上昇気運にあるという条件で絞り込んでみる。そんな銘柄あるのか……と思ったら結構あったりする。
テクニカル的な分析をするには数多くのツールが用意されているが、ファンダメンタル的な方面ではさほど多くはない。しかも、今「決算検索」では棒グラフの形で表現されているため、成長率などが一目で分かり、非常に理解がしやすい。
今回登場した「チャートフォリオ」内の「決算検索」機能。使いこなすには少々時間がかかるかもしれないが、銘柄選択にはきっと役に立つことだろう。
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