CNET Networks、ゲーム情報サイト「GameSpot Japan」をオープン
2007年04月23日 20:20
【CNET Japan】などを運営しているCNET Networksは4月23日、ゲーム情報サイト【GameSpot Japan】をオープンした。
スポンサードリンク
今回開設された「GameSpot Japan」はCNET Networksが海外で運営しているゲーム情報サイト【GameSpot】の日本語版ともいえるサイト。かつてソフトバンク系列のサイトで同名のゲーム情報サイトが展開されていたが、それとは別物である。【発表リリース】によると、
ゲームに特化したコミュニティサービスも備えた情報サイトで、編集者による最新ニュースをはじめ、業界ニュースや関連グッズニュース、海外事情などの記事を提供します。また、ユーザーが自分のページで日記やゲームレビューを書いたり、自身が所有または注目しているゲームの情報を公開したり、友達リストを管理したりするといったSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)機能も兼ね備えています。
とのこと。単に情報を発信するだけのサイトではなく、ユーザー参加型の機能も兼ね備え、SNSライクな参加形態で総合的なコミュニティを形成する構想のようだ。
トップ画面。欧米のゲーム系サイトの雰囲気がそのまま日本語化されたような印象。
対応機種は各家庭用ゲーム機だけでなく、パソコンや携帯電話向けサービス、さらには関連グッズやアーケードゲーム、イベントなども含む、オールマイティな「デジタル系ゲーム」となる。また、各ニュースにはトラックバックやソーシャルブックマーク機能なども用意されており、ニュース記事の点でもこれらの機能を用いたユーザー参加が可能となっている。
DS版の「ニュースーパーマリオブラザーズ」のデータを参照してみる。ゲームによってまちまちだが、スクリーンショットやスペックなど、かなりのデータが掲載されている。この画面から「Myゲーム」への登録も行う。
「SNSライク」と表記したが、招待制ではないので誰でも登録は可能。登録したデータでログインすると、自分のプロフィールデータを色々と登録できるだけでなく、データとして収録されているゲームのうち自分が気になるものや持っているもの、遊んでいる最中のタイトルなどを「Myゲーム」として入力しておけば、それらのタイトルに関する情報だけがピックアップされて確認することができるようになる。
例えば「ことばのパズル もじぴったんDS」を検索して表示させ、「気になるゲーム」「期待するゲーム」に登録しておいた上で「アップデート」をクリックすると、「もじぴったんDS」に関する情報・ニュースだけが表示されるという仕組みだ。
試しに「ファイナルファンタジータクティクス 獅子戦争」を「Myゲーム」に入れて情報の更新をしてみる。するとこのように、関連情報だけがピックアップされて表示することができるようになる。
過去の情報についてはCNET Japanなどから抽出したものを2006年の9月あたりから逐次コンバートしているようで、その時期からのゲーム関連情報を参照することもできる。また、今後はGameSpot Japan独自のニュースも多数配信されるだろう。テキストデータだけでなく画像、動画の閲覧、さらにはプロモーション動画の「ダウンロード」まで出来るから、ある意味驚きであると同時に画期的な趣向といえよう。
ざっと見た限り、かなり気合が入った作りになっているが、このクオリティを維持したまま継続して運営できるのか、非常に気になると共に期待したいところである。特に登録会員数が増えてSNS・CGM的な様相を呈して来た時に、コミュニティの管理部門でうまく運営ができるかどうかが気になるところ。しかしその懸念は同時に大きな期待でもあり、可能性の裏返しでもある。
あとは、先行大手ゲーム情報サイトの一部に見られるような、太鼓持ち的な話のみで記事がまとめられたり、読者にとっては百害合って一利なしな報道規制に縛られることのないような運営を期待したい。既存のCNET Networksの他のコンテンツと同じような運営方針を貫いてくれれば、この点でも大丈夫だろう。多分。きっと。
スポンサードリンク
ツイート