今年は超猛暑の予感!? 気象庁、ラニーニャ現象が5月にも発生の可能性と発表
2007年04月11日 06:30
【気象庁】は4月10日、【エルニーニョ監視速報】を発表、その中で世界的な異常気象の原因の一つとされている「ラニーニャ(La Nina)現象」が今後一か月から二か月以内に発生する可能性が高い、という警告を発した。この状況が続けば夏から秋にかけては同程度、さらには秋まで暑さが続く可能性を指摘しており、今年は猛暑になる可能性がある。
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「ラニーニャ現象」はよく耳にする「エルニーニョ現象」とは逆の現象で、南アメリカ北部の西側、東太平洋の赤道部分の海面水温が平年を下回る現象(エルニーニョは上回る現象)。レポートによると3月の段階で過去30年間との平均値との差はマイナス0.5度で、今後夏から秋にかけてさらに低くなる見通し。マイナス2度前後を下限に、マイナス0.1度を上限、平均マイナス1度前後は低くなる可能性が高いという。早ければ5月ごろからラニーニャ現象が発生するとしている。
夏にラニーニャが発生すると夏は大変暑く、冬は逆に非常に寒くなるという、季節の気温の高低が激しくなるという傾向がある。最近では2005年秋から2006年春にかけて発生し、インドやモンゴル地域などで干ばつ、アジア地域などで低温、日本でも豪雪などを引き起こした、とされている。
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