「デキるヤツ」になるライフスタイル8か条
2007年04月08日 19:30
先に【「デキるヤツ」になるビジネススタイル5か条】の前書きで説明したように、探しものをしていた際に見つけた情報誌の特集「超保存版 デキるヤツ・デキないヤツを科学する!?」から、続いて「『デキるヤツ』のライフスタイル8か条」。ただしこちらはビジネス版と比べて、さらに基本的なこと、あるいはうさんくさいことが多いのですべてを信じるのは考えものかもしれない。むしろ「デキるヤツの中にはこういうライフスタイルをしている人が案外多い、かも」という程度で思いとどめておき、「これはできそうだな」というもののみを試してみるのが無難だろう。
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1.よくかんで食事する
2.居酒屋でビールと枝豆を頼む
3.一日6時間以上眠る
4.起きたらすぐにベッドから出る
5.親友が二人以上いる
6.複数の異性と付き合える
7.カラオケが得意
8.休日は外出する
「よくかんで食事する」。これはダイエット手法の記事【[食事]よくかむ】で詳しく説明しているのでそちらをご参照あれ。だ液には記憶を活性化させるホルモンが含まれているし、かむ行為そのものが脳を活性化される働きがあるとのこと。
「居酒屋でビールと枝豆を頼む」。これは大豆などのレシチンが有効だというのだが……むしろ原文にある「コーヒーなどに含まれるカフェインは脳を覚醒化させ記憶を増強させる。砂糖入りなら砂糖の糖分が学習能力を向上させる」という記述にあるように「砂糖入りコーヒーや紅茶を飲む」とした方がよさそうだ。
「一日6時間以上眠る」。睡眠時間がこれより少ないと、その日のうちに学習した情報が記憶として蓄積されにくいのだという。また「起きたらすぐにベッドから出る」とは、脳の活性化を助ける「カテコールアミン」なる物質が起きた直後には蓄積されているからとのこと。これをすぐにでも使いこなすためにベッドから出て、色々やってしまおうというお話。……睡眠時間は少々足りないが「起きたらすぐに」云々はなるほど納得がいく。
「親友が二人以上いる」以降はどちらかというと結果論として「デキるヤツはこういう傾向がある」というもの。いわく、「周りが信用できない人は、頭がよくてもデキない人」とのこと。でも政治家や企業のお偉いさんのパーティーなどでのやり取りを見ていると、にこにこして交わされる会話の裏にどのような権謀術数が繰り広げられていることかと想像するだけで、当方のような下々にはとてもとても(笑)。
「複数の異性と付き合える」。いわく、「人の心理ニーズを満たす術に相当長けていないと出来ない芸当」とのこと。……済みません、複数どころか単数とも(以下目に水分が多分に含まれてきたので省略)。
「カラオケが得意」とは、単に付き合いがどうとかいう問題だけではなく、音感が記憶を増強する効果もあるという話らしい。当方はといえば、音痴云々の前に、幼いころにぜんそくで気管を弱くしてしまっているのでカラオケが出来ないこともあり、この項目については実体験云々を語れない。
「休日は外出する」。これは次のように説明されている。「休日には外出し、嗅覚や聴覚など、普段働いていない感覚を使ってやれば、これが刺激となって脳が活性化します」。平日は内勤で閉じこもりきりが前提なのだろうか。
以上、ビジネスとライフスタイルから「デキるヤツになる(デキるヤツの)○か条」を挙げてみたが、どうも「あるある」系というよりは「脳トレ」系の雰囲気が強い気がする。つまり色々な分野から脳を刺激して活性化させ、普段眠っている「”脳”力」を奮い立たせ、「デキるヤツになる」という考え方なのだろう。
この記事が掲載されたのは2002年の4月。任天堂の『東北大学未来科学技術共同研究センター川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のDSトレーニング』が発売され、「脳を活性化させてイカすヤツになろう」という「脳トレブーム」が始まったのは2005年5月。脳の活性化の話は前々からあったが、この特集は「脳トレブーム」に先駆けること3年も前に、色々解説を加えていたことになる。
早過ぎた話だったのか、それともこういう話は定期的に持ち上がるものなのか。脳力云々は別にしても、注意されている事柄に気をつければ、すっきりとした時間を過ごせるようになれる……かもしれない。
(最終更新:2013/09/11)
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