モスバーガー(8153)がハンバーガーを全面リニューアル、牛豚の合いびき肉を再び使用へ

2007年04月13日 08:00

モスバーガーイメージ【モスフード(8153)】は4月12日、同社が経営するモスバーガーにおいて、4月13日からハンバーガーの肉に牛と豚の合いびき肉を使用し、ハンバーガーを全面的にリニューアルすることを発表した(【発表リリース、PDF】)。合いびき肉の利用は1997年に停止していらい10年ぶりのこと。パンズや「モスバーガー」「テリヤキバーガー」のソースも変更し、より一層の「おいしさ」を提供するという。価格はこれまでと変わらず。

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リリースによると1997年までは日本人にとってのハンバーグの標準だった牛豚の合いびき肉をパティに使っていたが、食材の安全と安心を考慮し、オーストラリア産の牛肉を100%利用したものに変更。

しかし既存店の売り上げが減少している状況を憂慮し、「圧倒的なおいしさを強化」(リリースから)し、競合他社との差別化を進めるため、今回の合いびき肉採用に踏み切ったという。もちろん豚肉も牛肉同様の安全と安心のレベルを追求したチリ産の豚肉を用い、日本の家庭風なハンバーグに近い、なつかしい味のパティを再現したとのこと。


新しくなったモスバーガーとテリヤキバーガー……ということだが、写真の上ではどう違ったのかはよく分からない。やはりここは食してその違いを確かめるしかないのだろうか。

パンズ(パンの部分)もこのパティ(ハンバーグの部分)の変更にあわせて見直しが図られた。モスバーガーの名物となった「匠味(たくみ)」などのノウハウを活かし、ソフト感と保水力を向上させ、焼きたての食感が持続するものに改良したとのこと。

今回のリニューアルではパンズは主力商品すべてで、パティはテリヤキ・モスなど主力ハンバーガー(もちろんフィッシュバーガーやチキンバーガー、ロースかつバーガーなどでは変更ナシ)、ソースはモスバーガーやテリヤキバーガーなどで変更される。

先日スーパーの売り上げは伸びたもののコンビニの売り上げは低迷を続けていると伝えられた。人口の減少と個人消費の伸び悩みで、小売業は全般的に苦戦を強いられている。それは「庶民の味方」であるハンバーガーチェーン店でも変わらない。各店では少しでもお客に良いものを提供し、魅力をかきたて、集客力を高め、この厳しい状況を乗り切ろうと日夜努力を続けている。

その努力の成果の一端が、このパティやパンズなどのリニューアルなのだろう。変更によってどれだけの成果が上がるのか、今月以降のモスバーガーの売り上げ動向が気になるところだ。


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