米マクドナルド、コーヒーメニュー拡大の動き・WSJ報じる

2007年03月02日 12:30

コーヒーイメージ【ウォールストリートジャーナル(The Wall Street Journal)】が3月1日報じたところによると、アメリカの[マクドナルド(2702)] 社はカフェラテやカプチーノなどコーヒー飲料のメニューを拡大し、朝食ビジネスで成功しているスターバックスと対抗する動きを見せている。

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記事によるとマクドナルドの計画としては、専用メーカーをレジ後ろの調理場に設置し、バニラカフェラテやアイスモカ、キャラメルカプチーノなど、多種多彩なコーヒーを提供する予定だという。

この報にもっともピリピリしているのが、コーヒーチェーン店では最大のスターバックス。同社ではエスプレッソやミルク飲料が3ドル以上で売られているのに、マクドナルドでは2~3ドルでしかない。仮に品質が同程度、あるいは多少落ちたとしても、価格が「良心的」であればスターバックスのかなりの顧客がマクドナルドに移る可能性もある。

今件についてマクドナルド側は正式なコメントをしていない。しかしながらミシガンやニューヨーク、ニュージャージーの一部レストランで同様の飲み物の販売を開始しており、これはファストフードとしてのマクドナルドでの販売をするための下準備ととらえる向きもある。

マクドナルドではすでに昨年、従来のコーヒーより品質を高めた「プレミアムコーヒー」を導入し、コーヒーの売り上げアップに成功している。また、すでにマクドナルドでは飲み物系の提供をすばやく行うための押しボタン式機器の開発をし、配置済みである。仮にコーヒーのメニューが増強されても「ファスト」にサービスを提供する体制は崩さないだろう。

一方元記事ではスターバックスにおいては、コーヒーをお客に提供する際には一連のプロセスを手作りで行うことで差別化を図る、とも述べている。

日本でも「100円マック」の展開や「マックグリドル」の販売開始など、確実な集客が見込める朝食メニューには十分以上に感心が寄せられている。アメリカのマクドナルドでコーヒーメニューの拡充が図られれば、日本でも同じような動きはありうると見てよいだろう。


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(最終更新:2013/08/22)

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