保存食にいかが? 老舗ブランド「メリーチョコ」の保存食用チョコレート

2007年03月31日 19:30

保存食チョコレートイメージ先日【パンデミック関連の備蓄食料品】の特集記事を執筆して以降、自分自身も不安になって備蓄食品について色々と調べたり実際に少しずつ食料品を揃えたりしている。そんな状況もあり、「保存食」という言葉に敏感になっている当方なのだが、先日【Excite Bit】で「老舗ブランドの美味しい『保存食チョコレート』」という記事が目に留まった。チョコの老舗メーカー【メリーチョコレート】が提供している、保存食用チョコレートなのだという。

スポンサードリンク

『保存食チョコレート』
『保存食チョコレート』
上が賞味期限一年、下が三年。
カカオバターの比率に違いあり。

ごく普通のチョコレートでも賞味期限は半年近くあるもの。しかしこの「保存食チョコレート」は、製造日から一年間、冷暗所で保存できるのだという。しかも美味しさはあの「メリーチョコレート」そのまま(自社商品なのだから当然といえば当然だが)。

元記事によると開発のきっかけは、1995年の阪神淡路大震災の際、バレンタインデーに用意したメリーチョコレート製のチョコが非常食として役にたったという消費者からの手紙とのこと。それをきっかけに栄養価と保存性に優れ、携帯にも便利な「保存食チョコレート」が生み出されたのだという。

「保存食チョコレート」には劣化の原因となる乳脂肪分が抑えてある粒チョコで、一粒ずつアルミ箔の包装紙で包まれていて、蒸着袋に入っている。同社サイトの説明いわく、「非常時の備えはもちろんのこと、登山やアウトドアの携帯食として幅広くご利用いただけます」とのこと。

早速調べてみたところこのチョコレート、『楽天市場で比較的容易に手に入れる』ことが判明した……のだがさらによく見てみると、保存期間が一年ではなく三年のものもある。元記事で紹介されていた「一年もの」と比べるとパッケージがシンプルなこと、メリーチョコレートの公式サイトにも説明がないことなどから、裏メニュー的なものだと思われる。

……というところで終わってはつまらないので(笑)、メリーチョコレートに問い合わせてみた。答えは次の通り。

・両方ともメリーチョコレート製で間違いない。
・賞味期限一年のチョコレートはカカオバター100%を使っているが、三年の方は(カカオバター100%だとどうしても熱などで溶けてしまうため)植物油脂を多少使っている。そのため、賞味期限に違いが出る。
・ただ、三年ものはカカオバター100%でないため一年ものと「比べると」味的に……なところがある。メリーチョコレートとしてはお客様に「美味しいチョコレートを提供したい」という想いがあるため、お勧めできる一年ものだけを公式サイトに掲載している。


とのことだった。その意気や善し。

ということなので、両方ともメリーチョコレート製のチョコレートだから、ご安心を。長期間保存しておきたい人は三年の方を、毎年替える(最新のに替える時には、古いチョコを食べまくる必要があるのでチョコ三昧になることに注意)ことができる人は一年ものを選んでみよう。


■関連記事:
【新型インフルエンザへの食料品など家庭備蓄品を考察する】
【非常食用のカロリーメイト「ロングライフ」は賞味期限が三倍の3年間、でも赤くはありません】

(最終更新:2013/09/02)

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

スポンサードリンク



 


 
(C)JGNN||このサイトについて|サイトマップ|お問い合わせ