ネットで江戸・明治の絵画のデジタルデータ版権をお買い物・「源氏ギャラリー」スタート
2007年03月28日 06:30
古書や古本というアナログとITというデジタルを融合することをコンセプトとしている【紫式部】では、3月8日から江戸時代・明治時代の所蔵書物や絵画などをデジタル化し、利用希望者にその版権を販売する【源氏ギャラリー】をスタートした。
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この「源氏ギャラリー」は、古本検索サイト【スーパー源氏】の運営を通じて取り扱った古書や絵画などを一般にも利用してほしいとの思いからスタートしたもの。同時代における「とびきりメジャーではないけれど同時の雰囲気がよく出ている絵画や古書」のデジタルデータを販売することになる。
運営側では販売データを書籍の表紙・挿絵、ブックカバー、和室の内装や、インテリア、会社の休憩室・待合室、商品のパッケージ、ポスターなどに利用することを想定しているという。なお価格設定などは公開されているデータを元に問い合わせを受け、その上でお店側と交渉することになる。
現在サイト上には1891年発行の「東京土産名所図画」が例として掲載されている。日本各地の観光名所を木版画にしたシリーズのようで、図画の入っていた袋の裏には他に「京阪土産名所図画」「伊勢土産名所図画」「琴平土産名所図画」等のタイトルが表記されているとのこと。まるで永谷園のお茶漬けに入っているポストカードのようでもある。
今後「源氏ギャラリー」では毎月新しいコンテンツを追加公開し、品揃えを充実させていくとのこと。
Tシャツやちょっとしたグッズのアクセントに利用できそうな気もするが、ラインナップが揃っていないと判断が難しい。今後のコンテンツの充実に期待したいところだ。
ちなみに今記事のトップにカット的に掲載しているのは有名な「東海道五十三次」であり、「源氏ギャラリー」のものではない。あくまでもイメージカットということで誤解のないように注意されたい。
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