三井造船が岡山県と共同でもみ殻や稲わらなどからエタノールの生産を開始

2007年03月28日 06:30

バイオエタノールイメージ【三井造船(7003)】は3月27日、岡山県と共同で、もみ殻や稲わら、スイートコーンの茎葉、遊休の農地の活用として栽培を見込んでいる専用エネルギー作物「ソルガム」など、「食用でない」セルロース系原材料によるバイオエタノール生産の実証実験を2007年度から開始すると発表した(【発表リリース】)。

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三井造船の実証実験では今後、作物ごとにエタノールの生産効率や採算性を検証し、実験地の岡山県北部地域でバイオエタノールの生産にもっとも適した農作物などの調査を実施。調達しやすい作物副産物を有効に活用し、バイオエタノールの量産を目指していく。

今回の三井造船の実証実験で注目されるのは、バイオエタノール生産ではメジャーなとうもろこしやさとうきびなどの食料品を使うのではなく、稲わら、もみ殻、スイートコーンの茎葉など既存の農作物の副産物を使うこと。さらに遊休耕地の活用策として栽培を検討している作物「ソルガム」の活用にも注目したい。遊休地を有効活用する手段の一つとして模索されるだろう。

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