将棋名人対最強将棋ソフト「ボナンザ」のバトル、将棋名人に軍配が上がる

2007年03月22日 08:00

将棋イメージ先に【将棋連盟、来年4月からネット「公式」棋戦を大和証券(8601)協賛で開催】でもお伝えしたように、【将棋連盟】【大和証券(8601)】共催で行う、インターネット上でプロ棋士同士が対局するネット棋戦大和証券杯ネット将棋のエキシビジョンマッチが3月21日に開催された。日本最強のロジックを誇る将棋ソフト【Bonanza(ボナンザ)】と渡辺明竜王(22)が対局し、渡辺竜王が勝利を収めた。

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公式ページによると対局では序中盤はボナンザが大善戦し、互角以上の戦いを進めていたが、最後は渡辺竜王が貫禄112手・対局時間約3時間10分で渡辺竜王の勝ちとなったという。

各誌には対局の様子や両者(ボナンザ側はもちろん開発者の保木邦仁氏の)コメントが掲載されている。例えば【サンスポドットコム】によると、対局中盤までは竜王側が攻めあぐねる場面も相次いだという。が、「人間特有の勝負勘のなさ」(保木氏)で竜王側に及ばずとコメント。竜王側も「局面に応じて“ハッタリ”をかます戦法が身に付いたら本当に強い」と絶賛していたとのこと。

対局は盛り上がり、想定以上の注目を集めたようである。NHKなどでは夜のゴールデンタイムのニュース番組でボナンザ側の戦略などを詳細に解説する時間を設けていたほどだ。次回以降も「コンピュータ対人間名人」とのバトルが行われるのは想像するに難くなく、大いに期待したいところだ。


■関連記事:
【今年の将棋ソフト世界一はフリーソフトの「Bonanza(ボナンザ)」】


(最終更新:2013/08/22)

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