廃棄野菜、肥料などに利用する業者を登録制に

2007年03月22日 08:00

野菜イメージNHKは3月21日、【農林水産省】が本日3月22日に行う、「野菜の緊急需給調整手法に関する検討委員会」の第3回会合において、「家畜のえさや肥料などとして使う業者を前もって登録しておき、いざ野菜が出来すぎた時には登録業者に利用してもらう」などの制度を設けるべきであるとする提案などをまとめた報告書を作成予定であることを報じた。

スポンサードリンク

これは【農水省がキャベツや白菜「もったいない」・委員会開催で対策検討】などでも報じたように、野菜の生産過剰による大量余剰問題で農水省が有識者を集めて対策会議を過去2回に渡って開いているもの。本日22日に開催される第三回会合で、これまでの意見を集約させた報告書を作成し、その内容に基づいて対応策を執り行う予定。

報告書は次のような概要でまとめられる予定だとしている。

・廃棄野菜への交付金制度は価格の維持と生産量の安定確保には必要
・廃棄野菜は、家畜のえさや肥料として利用する業者を事前登録し、出来すぎた場合に活用をうながす新しい制度をつくる
・ウェブサイトなどで「出来すぎ野菜情報」を伝える
・研究機関を通じて野菜を飼料にするための技術開発を進める


具体的な内容は本日の会合の結果、明日以降にまとめられ公式サイトに掲載されることだろう。

前回の第二回会合においては【「野菜廃棄、もったいない」「じゃあどうする!?」に585件の応募・問題多く現実厳しい】にもあるように、特に余剰野菜に対する各種情報が不足していることや、メディアの対応問題が指摘されていた。この点について農水省がどこまで踏み込んだ対応策を取り、新しい発想で提案をしてくるのかが楽しみである。


■関連記事:
【農林水産省が野菜廃棄で「もったいない」対策委員会開催・対策アイディアをネットなどで募集開始】

(最終更新:2013/08/22)

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

スポンサードリンク



 


 
(C)JGNN||このサイトについて|サイトマップ|お問い合わせ