やはり「南天のどあめ」はノドに効く!?・武蔵野大などが研究結果
2007年03月20日 06:30
武蔵野大学とノエビアの子会社である【常盤薬品工業(7644)】は3月15日、南天の実のエキスが気管に含まれている平滑筋の収縮を抑制する作用を持ち、ノドのいがいがやせきなどの症状を緩和させることが期待できると発表した(【発表リリース、PDF】)。
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研究チームでは研究チームは平滑筋がカルシウムの作用で収縮する可能性に注目。モルモットを用いて気管の平滑筋を使ってシャーレの中で実験。2つのシャーレのうち片方だけに南天エキスを入れ、さらにカルシウムを加えたところ、エキスの入っている方はそうでないほうと比べて平滑筋の収縮割合が小さかった。さらにエキス濃度と収縮率の低下度は比例傾向にあり、濃度をもっとも高くすると、何も入れないものに比べて10%程度しか収縮しなかった。
明らかな傾向が見られたのは評価すべきものである。とはいえ、今実験ではわずか6検証しか検証実験が行われていないため、信ぴょう性・正確性において百パーセント評価できるものと明言するのは難しい。『南天のどあめ』は常盤薬品工業の主力商品の一つでもあることだし、今後裏付けをさらに進めるため、研究チームでは件数を増やすと共に、生きた動物での実験も求められることだろう。
(最終更新:2013/09/02)
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