今調査における有効回答数は1万9538人、男性66％・女性34％、平均年齢は43歳。「気に入っている、好き」なファストフードの「想起率(思い起こされる率)」だが、一番最初に、二番目に、三番目にまでをあわせた想起率合計で最も多かったのは「マクドナルド」で70.7％。次いでモスバーガーの57.7％となった。この2店が他を大きく引き離し、【ケンタッキー・フライト・チキン(9873)】、【ミスタードーナツ(4665)】、ロッテリア、と続く。洋風店が上位を占め、ようやくこの次に【吉野家(9861)】が入る。

「気に入っている、好きである」ファストフード店の想起率

次に、ファストフード店舗における期間限定の6商品の中でどれが好きかという印象度調査については、全体的にはメガマックや最も評価を集め、7項目の総計ポイントで221.2ポイントを獲得。特に「一番売れそう」「ウェブサイトの情報が分かりやすい」など情報そのものに対する評価が高い。第二位には「キノコのクリームフォカッチャ」が160.6ポイントを獲得しているが、こちらは商品に対するポイント獲得数の中では「一番おいしそう」「一番買ってみたい」「一番季節に合っている」など、商品の美味しさに対する評価が高く、「メガマック」との微妙な違いが分かる。

語弊を恐れずに推測すると、「メガマックはネタ的に、あるいは他人の目や評価を気にして、キノコの～は美味しそうだから」人気が高い、ということだろうか。

期間限定6商品の印象度

リサーチ結果を見ると、「ロッテリアの牛タンシチューとあったかパンは非常に季節商品としての印象が強い」「男性はメガマック・女性はキノコの～が一番人気だが、いずれも若年層に大いに受けている」「メガマックの女性評価では特に、一番売れそうという評価が多く、自分が買うかどうかはともかくとして、売れるだろうなというインパクトに対する感想が強い」ことが分かる。

印象度で第三位以降の店舗はさらなる知名度アップが求められるだろう。また、”期間限定商品”のセールスアップには「ターゲットを絞り込むかどうかの戦略明確化」「美味しさや季節感とのマッチング」「ウェブサイト上でのより有効的な情報展開」が求められるに違いない。