やはり「百式」……? 大分県の高校で銅像にいたずら・金色に「百」の文字
2007年03月19日 08:00
【毎日新聞】が報じたところによると、大分県大分市上野丘の県立大分上野丘高校の中庭にある銅像(全長180センチ)に、金色の塗料が吹き付けられていたことが3月16日までに明らかになった。悪質ないたずらとみて大分中央署が器物損壊容疑で調べている。
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銅像は創立110周年記念の1995年に卒業生から寄贈されたもの。元記事によると15日の午前7時半頃に出勤してきた職員が、銅像の全身に水性スプレーと見られる金色の塗料が吹き付けられ、両肩に漢数字で「百」と書かれたような跡もあったという。前日の午後6時半ごろまでには異常がなかったので、夜半に実行されたものと思われる。
同校の高野龍春教頭は「寄贈者や生徒の心を踏みにじる悪質ないたずらで許せない。早く名乗り出てほしい」と話しているとのこと。
高校の公式サイトや元記事に銅像の具体的な図版がないので断定はできないが、対象の銅像は立ち姿によるものではないだろうか。だとすると今回の犯行は、金色の塗料の利用と両肩に「百」の文字などから推測するに、ほぼ間違いなくアニメ「機動戦士Zガンダム」などに登場するエゥーゴの試作モビルスーツでクワトロ・バジーナことシャア・アズナブルが搭乗した「百式」を模したものだろう。
最近ではゲームなどで旧作品のものも登場するため一概には言い切れないが、この「百式」を知っている人物となると、それなりの年齢を経ているものということになると思われる。
自らコスプレをするのならともかく、生徒や寄贈者の気持ちをないがしろにするいたずらは、単なる「出来心」で済まされるものではない。思い当たるフツのある人は、捜査の手が伸びてお縄になる前に、自ら自首してほしいものだ。
ちなみに。「色を塗っただけで、折ったりヒビを入れたりなど壊してない。器物損壊にはならないだろう」とタカをくくっている人がいたら大間違いである。現状の状態を維持しないように意図的に変化させた場合、その時点でこの要件が成立しうる。例えば玄関にツバをはきかけたり泥を塗っても、コトは同じ。相手の立場になって考えればすぐにお分かりいただけるはずだ。
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