詳細は【こちらのスレッド】。海外のコミュニティではよくあるタイプの掲示板の1スレッドで縦長に多数の写真が掲載されている。大戦中のドイツ軍・軍用機関車だろうか。タイトルには「German Class "52" Locomotive」という説明。

それにしてもよくこんなきれいなカラー写真が残っていたものだ……。

……と、段々と下にスクロールしていくにつれて、何となく「あれ？」という想いが頭に浮かんでくる。ドイツ兵のアップ写真が出るあたりで「なるほど」と分かるだろう、これ実は模型の写真。

サイトのタイトル【UK 1:6th Collectors Club】からも分かるように、これはイギリスの大型模型のコミュニティサイトにおける投稿写真。

「単なる模型にしては質感がちょっとリアルすぎるな」と感じた人もいるだろうが、それはサイズがある程度大きいところによるもの。投稿者のコメントには「天気が良かったのでいい写真が撮れたよ、ラッキー。楽しんでくれるといいな」ともあり、天候も写真のリアリティを増した一因と思われる。機関車の機関車輪部分から吹き出る蒸気など、鉄道模型や鉄道・蒸気機関車ファンなら目玉が1メートルは飛び出るほどの魅力がにじみ出している。

人物(人形)のリアリティはどうしても有機物独特の質感が出しにくい。目つきや口元の微妙な動きもしかり。機関車などと比べるとワンランク下になってしまう。それでも例えばこれをモノクロ加工したら、ホンモノと見間違うかもしれない。

最後に製作者のPeter氏が機関車と共に映っている写真が掲載され「オチ」がついているが、それにしても圧倒させられるばかりだ。

この「UK 1:6th Collectors Club」には今回紹介したスレッドの軍用蒸気機関車以外にも多種多様、撮影・工作スキルも天井からどん底(笑)にいたるまで、実にさまざまな写真が投稿されている。模型写真に興味がある人はこのサイトでまる一日有意義な時間を過ごすことができるだろう。

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