アニメなどの日本文化紹介をシンガポールから~アジア・ゲートウェイ戦略会議で決定

2007年03月17日 11:00

時節イメージ政府の【アジア・ゲートウェイ戦略会議では日本のアニメやファッションなど、世界に誇れる新しい「日本文化」を強化し、世界に発信する拠点を国際都市シンガポールに設けることを決めた。明後日19日にも行われるシンガポールとの首脳会談で表明する予定(参照:NHK)。

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アジア・ゲートウェイ戦略では「アジア・ゲートウェイ構想」のもと、「世界に誇れる自然、歴史、文化、伝統をあらためて評価し、『美しい国、日本』の魅力を世界にアピールするとともに、新たな『創造と成長』を目指して、人・モノ・カネ・文化・情報の流れにおいて、オープンな経済社会を構築する」目的でさまざまな施策を行っている。「美しい国」であるかどうかはともかくとして、日本の新文化を健全に育成し、正しい形で「日本発のものと認識を確実にした上で」世界に広めていくのは良いことといえる。

アジア・ゲートウェイ戦略会議では日本のアニメやファッション、食文化など、日本のよさや日本らしさを発揮できる文化の強化を目指すため、「日本文化産業戦略」の策定を準備している。その一環として、シンガポールに日本のアニメやファッションなどを紹介してアジアだけでなく世界に向けて発信する施設「ジャパン・クリエイティブ・センター」を設置することを決めた。19日に安倍晋三総理はシンガポールのリー・シェンロン首相と首脳会談を行うが、その中でこのセンターの設置を表明することにしているという。

アジア・ゲートウェイ戦略会議は4月にも有識者の検討チームを発足させて、具体的な構想について検討を始めることにしているという。

日本国内に拠点を設ければよい、という話もあるが、日本国内にはもちろん「アジア・ゲートウェイ戦略会議」があるし、作ろうとすればいくらでも簡単に情報発信拠点は作れる。むしろ海外に拠点を置いて直接日本からの情報発信を行うことで、情報のぶれを防止し、効果的な喧伝ができるようになるだろう。

特にシンガポールは(国土の小ささや国策などから)情報産業にオープンで積極的に力を入れ、この方面での国際都市的な色合いが強い。このような場所で情報発信拠点「ジャパン・クリエイティブ・センター」を作ることで、効果的に周辺アジア諸国はもちろん、世界に向けて日本のアニメやファッション、食文化など、日本の「ニューウェーブカルチャー」こと新文化を広めることができるに違いない。

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