リン酸塩未使用・セブンイレブンの名物パン「焼きたて直送便」がリニューアル
2007年03月15日 06:30
【セブンイレブン(3382)】は3月14日、同日からセブンイレブンのオリジナルパンブレンドである「焼きたて直送便」をリニューアルすると共に、4つの新商品を導入したと発表した(【発表リリース、PDF】)。リン酸塩などを使わないのが特徴。
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コンビニチェーン店大手では人気商品のひとつである菓子パン・調理パンの分野で他社と差別化を図るため、オリジナルブレンドのパンの開発製造にいそしんでいる。専用のコーナーを用意したり、異種業他社とのタイアップ企画で望むなど、消費者側の立場からすれば見た目に楽しく意外な味わいを体感することができる。セブンイレブンのオリジナルブレンドパン「焼きたて直送便」は、それらの中でも人気の高い商品の一つ。
リリースによると、「焼きたて直送便」では1999年6月にイーストフード(パン生地発酵促進のための添加物)の使用を取りやめ。2004年には合成着色料・保存料を不使用とし、2006年にはトランス脂肪酸の低減を実現。さらに今回リン酸塩を使用しないことを決めた。
ちなみにリン酸塩についての説明はリリースによると、
リン酸塩は、食品の保水力や結着力を強めたり、食感やジューシー感を与えるための添加物です。リンを過剰摂取すると、腸内でカルシウムと結びつき、体のカルシウムを対外に排出してしまいます。現在、日本人のリン摂取は必要量の1.85倍となっています。
とのこと。
また今回新たに販売が開始された新商品は「メロンパン(発酵バター入り)」「いちごジャム&マーガリン」「練乳クリームフランス」「たっぷりコーンマヨスティック」の4種類。もちろんこれらにもリン酸塩は使用されていない。
「メロンパン(発酵バター入り)」「いちごジャム&マーガリン」「練乳クリームフランス」「たっぷりコーンマヨスティック」
一番気になるトランス脂肪酸の「使用ゼロ」は無いのか、という点が少々気になるところではあるが、これも日本ではまだトランス脂肪酸への取り組みや話題性がアメリカほどではないことによるものだろう。これまでの取り組みを考えれば、消費者の声の高まりと共に、さらに「努力」してくれるだろうことが期待できる。
セブンイレブン(に限らず他のコンビニでもそうだが)のオリジナルパンのコーナーには、足を踏み入れるだけで楽しくなってくる。どんな新商品が発売されたのか、どのような工夫が施されているのか、どういった企画でこのパンが作られたのか考えるだけで、味覚神経が刺激される錯覚に陥ってしまう(単なる食いしん坊という話もある)。
成分の面においても楽しさを維持できるよう、今後も問題視されている点への改良にいそしんでほしいものである。
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