「添加物大事典」はさまざまな食品に含まれている食品添加物について、その使用目的を知ってもらうために作られたもの(約1500種類を収録)。いわく「自分自身が食べるもの、家族に用意する食べものに、どんな食品添加物が、何のために使われているのかを、まずは「知ること」をお手伝いしたい」とし「食べ物を選ぶための判断のひとつとして」用いて欲しいとのこと。

事典では50音順とカテゴリー(保存料、甘味料、着色料、調味料、酸化防止剤)別に、添加物を検索できる。テキストベースのシンプルなものだが、内容を把握するにはこの方が良い。また、【おしえて!食品添加物】というコーナーも併設されており、こちらでは添加物の種類や用途、添加物に関するさまざまな質問とその回答(例えば「食品添加物はなぜ使われるの？」「添加物は危険なの？」など)が用意されている。

また、こういう事典サイトの場合、「実際にお店で購入する商品のパッケージに書いてある添加物一覧と比較して調べられれば、手に取りながら購入の判断に使えるのに……」と思うことがよくある。「添加物大事典」では【携帯向けサイト】も用意されているので、その点も問題なし。

キューサイ自身は会社の方針から株式の上場を廃止してしまうのだが、個人的には非常に残念でならない。今回の「添加物大事典」のような役立つサイトを作るなど、好意的に受け取れる行動をする子会社を持つところなだけに、株主としての立場から応援ができれば、という思いを持つ人も(当方を含め)多いだろう。

ともあれ、食品添加物が気になる人には、特に携帯サイトは役立つに違いない。

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