フォーブス発世界一のお金持ちは今年もやはりあのお方

2007年03月10日 11:30

現金イメージアメリカ経済紙の【フォーブス】は3月8日、毎年恒例の世界長者番付を発表した(【発表ページ】)。それによると資産を10億ドル(約1200億円)以上所有する946人の中で上位三位はすべて昨年同様ビル・ゲイツ氏、ウォーレン・バフェット氏、カルロス・スリム氏という「例の富豪たち」だった。

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ビル・ゲイツ氏イメージトップの座に輝いたのは昨年、いや13年連続して世界一のお金持ちとなった、マイクロソフト社創業者のビル・ゲイツ(William Gates III)氏。前年比12%増の560億ドル(6兆7000億円)。第二位は希代の投資家ウォーレン・バフェット(Warren Buffett)氏の520億ドル(6兆2400億円)で2年連続。第三位にはメキシコの携帯電話サービス最大手アメリカ・モビルなどを所有するカルロス・スリム(Carlos Slim Helu)氏で490億ドル(5兆9000億円)。

以後家具小売イケアの創業者でスウェーデンのイングバル・カンプラード(Ingvar Kamprad)氏、インドの鉄鋼王、ラクシュミ・ミタル(Lakshmi Mittal)氏と続く。

ランキングでは単純な順位付けの他に、女性ランキングや独身者ランキングなど色々な視点からのランキングが掲載されているが、中でも興味深いのは【Young Billionaires(若年億万長者)】。トップにはドイツのAlbert von Thurn und Taxis氏が20億ドル(2400億円)が名を連ねている。歳は23歳。説明によると彼は18歳の時にさまざまな会社や3万ヘクタールの森林を含む遺産を相続し、このランキングトップの座を勝ち得たとのこと。また、検索エンジングーグルの創設者であるSergey Brin(33)氏やLarry Page(34)氏も16.6億ドル(2000億円)でこの部門の第二位に位置している。

気になる日本人だが、全体の順位では129位・ソフトバンクの孫正義社長の58億ドル(7000億円)がトップ。続いて森トラストの森章社長と森一族が57億ドルで132位。サントリーの佐治信忠社長と佐治一族が47億ドルで167位と続く。他に有名どころでは任天堂の前社長山内溥氏が3.9億ドルで226位、楽天の三木谷浩史会長が2.9億ドルで314位につけている。

億万長者たちの国籍は53か国と拡大したものの、相変わらずアメリカへの偏りは続き415人で約44%。一方ロシアは19人が新たに億万長者入りした。また、アジア一の地位を長きに渡って占めていた日本はついにインドに抜かれ、第二位の座に転落した(インドは36人で計1910億ドル、日本は24人で640億ドル)。中国は20人だが、リストでは香港の21人が別に計算されており、これを合算すると中国がアジアトップに躍り出る。

国そのものの富国度はトップ・ミリオネラーの資産や数だけでなく、平均的な資産額や資産の分布傾向なども考慮する必要がある。が、今回のランキングのような傾向はますます偏重していくことだろう。

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