脚立事故の防止に新しい安全基準設定へ

2007年03月09日 06:30

脚立イメージNHKが3月9日報じたところによると、庭の手入れの最中に落下して大けがをするなど、脚立の使用中における事故が相次いでいることを受け、【製品安全協会】は脚立に対する新しい安全基準をまとめた。

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脚立からの転落事故は過去6年間で、死亡事故が5人、大けがが12人となっている。その多くは庭木の手入れの最中に、本来乗ってはいけない脚立の最上段・天井部分に乗ってバランスを崩すことでおきている。

製品安全協会では注意をうながす表示の制度を見直すことを中心とした、新しい安全基準をまとめた。それによると、新しい基準では利用者が気がつきやすいよう最上段の踏み台部分に赤く目立つよう「危険」の表示を行うことや、取扱説明書に具体的な事故例の記載をすること、パッケージにも誤った使い方をするとけがをする恐れがあるという警告を表示することなどを求めていく。この新しい基準を満たした製品には、製品安全協会が「SGマーク」がつけられる。

製品安全協会では「消費者に危険性があることを知ってもらい、事故防止につなげたい」としている。

カメラの三脚ならともかく脚立を使うことは一般生活ではあまりないが、蛍光灯の付け替え時など確かに「あれば便利かな」というのが脚立。とはいえ、今の今まで当方(不破)も、脚立の最上段部分に乗ってはいけないということを知らなかった。注意をうながし、不慮の事故を防ぐ今回の告知とルール改正は、至極当然といえるだろう。


(最終更新:2013/09/12)

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