全員プレゼントの上限額が倍増
2007年03月01日 08:00
【公正取引委員会】は2月28日、商品の購入者や小売店への来店者など、対象となる人全員にプレゼントする、懸賞によらない提供景品こと「総付景品」の上限額について、3月7日から現状の2倍に引き上げると発表した発表リリース、PDF)。
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現状では「総付景品」の上限額は価格が1000円未満の場合は上限額が100円、1000円以上の場合はその価格の10分の1が上限だった。しかし、情報の展開や伝達手段が発展し、消費者は自分の考えで自己判断できるものとし、また「総付景品」が実質的な割引であることを考えると通常2割や3割の割引きが日常茶飯事的であるのに「総付景品の上限を1割」とするのは合理的ではない、さらにメーカーや小売店側に自由度を与えるべきだとする意見などから、今回の決定となった。
3月7日以降は価格が1000円未満の場合は200円、それ以上の場合は10分の2が上限になる。今後は「総付景品」のバラエティ度が増し、メーカー側の自由裁量によるさまざまな景品が展開されることだろう。
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