写真誌LIFEの1000万点にも及ぶ写真が無料公開へ
2007年03月30日 06:30
【メディア・パブ】が報じているように、先日休刊となった写真誌【LIFE】で用いられていた写真約1000万点が、将来ネット上で自由に利用できるようになると【ロイター通信】が伝えている。
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ロイター通信の元記事では、LIFE誌のいきさつ(紙媒体としては休刊、ただしオンライン上での「発刊」は今後も続く)と共に、次のような話を伝えている。
Time社ではLifeにおける1000万点にも及ぶ写真コレクションをオンライン上に掲載し、そのデータについて「20世紀におけるさまざまな出来事や人々をもっともよく表現したギャラリー」として公開します。しかもそれは「個人利用ならば自由に利用できる(for free for personal use)」のです。
それらのデータのうち97%は未公開だったもので、Alfred EisenstaedtやMargaret Bourke-White、Gordon Parksによるものも含まれています。
(Time will make Life's collection of 10 million images available online, with "the most important collection of imagery covering the events and people of the 20th century" available for free for personal use, it said.
The public has never seen more than 97 percent of the collection, which includes pictures by Alfred Eisenstaedt, Margaret Bourke-White and Gordon Parks, Time said.)
「for free for personal use」の解釈が難しいところだが、要は写真集として販売したり、データを集めてCDに焼いて販売するというような、明らかな商用利用でなければ、個人、あるいは少人数単位における利用は問題ないということなのだろう(いずれにしても正式に公開された時点でそのあたりの定義も明確化されるはずだ)。
「97%はいまだに未公開のもの」という表現も気になるところだし、なによりTime誌のお抱えカメラマンなどが撮影した、クオリティの高い写真群が自由に使えるようになる日がそう遠くないということだけでも、非常に驚き、喜ぶべき話ではある。
……サムネイルやタグ付けなどをし、検索しやすいツールがないと、えらいことになりそうだが、とぜいたくな悩みを今から考えているのは当方だけだろうか(笑)。ともあれ、続報に期待したい。元記事でも指摘されているが、世界中のブログの質が向上するのは確かな話だろう。
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