海外でも「牛乳飲もうよ」キャンペーン・楽しいすごろくゲーム「Get the Glass」で牛乳パワー炸裂!?

2007年03月25日 19:30

「Get the Glass」イメージ日本では牛乳の供給過剰でいかに多くの人に牛乳を飲んでもらおうかと関連団体が四苦八苦している最中で、ペットボトルタイプの牛乳も登場するという話が進んでいるが、似たような話はアメリカでも起きている。【Got Milk?】というキャッチフレーズのもと、色々な仕掛けやサイト、イベントで、牛乳により親しんでもらおうという具合だ。そんなキャンペーンサイトの一つに、【Get the Glass】というすごろくゲームがある(参照【DesignWorks】)

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これは単純なすごろくゲーム。プレイヤーは泥棒家族の立場になり、ある島でパトカーとカーチェイスならぬ逃走劇を繰り広げる。と表現すると大げさだが、要はパトカーとのすごろく勝負。プレイヤーとコンピューター側が交互にサイコロを振り、プレイヤーはパトカーに追いつかれないようにゴールにつけば勝利。見事に牛乳をゲットできるというあん配。

プレイヤーはトラック、追いつかれちゃいけない敵はパトカー。シンプルな逃走劇型すごろく。
プレイヤーはトラック、追いつかれちゃいけない敵はパトカー。シンプルな逃走劇型すごろく。

振ったサイコロの目の分だけ前に進めるというすごろくのルールは世界共通だから問題ないのだが、止まったコマごとに発生するイベントが少々やっかい。

アドバイスイベント。時として数コマ戻る、というとんでもないものもある。
アドバイスイベント。時として数コマ戻る、というとんでもないものもある。

単純にアドバイスしてくれるだけのものなら問題ないのだが、中には「数コマ戻る」などというシロモノもある。パトカーに追いつかれたらその場でゲームオーバーとなるこのゲームでは、非常につらい。

ミニゲームも色々。見た目で分かるものや、英語が理解できないとてんでお話にならないものまで。
ミニゲームも色々。見た目で分かるものや、英語が理解できないとてんでお話にならないものまで。
こちらのミニゲームは比較的簡単。マウスの操作で車をゴールまで運ばせるだけ。ダメージを受けすぎるとアウト。
こちらのミニゲームは比較的簡単。マウスの操作で車をゴールまで運ばせるだけ。ダメージを受けすぎるとアウト。

止まったコマによってはミニゲームが展開する。失敗すると色々ペナルティが生じるという痛いもの(1ターンキャンセルなどもある)。マウスを使って車をゴールまで運ばせるようなものならともかく、短時間で英語の会話を読み取り女の子の機嫌を良くさせねばならない、美少女ゲームのようなものや、クイズ形式の単語埋めゲームなどは、英語の読解力がよほどないとクリアは難しい。

つかまるとゲームオーバー……に直結はしないけど、やはり難しいね。
つかまるとゲームオーバー……に直結はしないけど、やはり難しいね。

パトカーに捕まると留置所に入れられ、メールで助けを求めるか、脱出のチャレンジをするか、ライフを一つ削ってやり直しをする選択を迫られる。メールで助けを求める、つまり友達にこのゲームのことをメールで教えると、ゲームの続行ができるわけだ。おいおい。

ツッコミどころは色々あるが、ゲーム全体の出来としては非常にていねいに凝ったつくりをしているのは間違いない。特にグラフィックの気合の入れ方は尋常でなく、牛乳のキャンペーンにここまでやるか、というくらいなもの。

日本の牛乳業界も、【牛乳に相談する】くらいに留まらず、この半分くらいの気合を入れて色々と楽しませながら牛乳への親近感をアップさせてほしいものだ。


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