【更新】DS・PSPなどは飛行機内では禁止~国土交通省が無線機能つきゲーム機の旅客機内持込に関するルール策定へ
2007年03月27日 08:00
[読売新聞]は3月26日、【国土交通省】が飛行中の旅客機内において、対戦型の無線通信機能を持つ携帯ゲーム機について、使用の制限を行うことを決めたと報じた。運航システムが誤作動するなどのトラブルを引き起こす恐れがあるため。
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省内の有識者懇談会の審議を経て機内での電子機器の使用を禁止・制限するルールを改正。家族連れの利用が増えこれらのゲーム機が使われる機会も増える夏休みシーズをめどに、機内における無線通信機能の使用を禁じる方針。
規制対象となるのはニンテンドーDSやプレイステーション・ポータブルなど、無線通信機能で他のゲーム機と接続、対戦ができる機器。ただし、ルール改正後も通信機能を切れば「シートベルトの着用表示が消えた巡航時には」使用できる。しかしながら客室乗務員から通信機能を使用していないか作動確認を求められることもあるため、実質上は全面禁止と見た方が無難だろう。
元記事によると機内に持ち込まれた電子機器の電波による誤動作が1993年以降200件近く報告されたことを踏まえ、すでに2003年には携帯電話やトランシーバーなどの機内使用は全面禁止とするルールが導入されている。しかし携帯ゲーム機やビデオカメラなどは影響が少ないとし、離着陸時以外は使用が認められていた。
【国土交通省報道資料】にもあるように、3月28日には「第3回・航空機内における安全阻害行為等に関する有識者懇談会」が開かれる。この懇談会で今件が話し合われ、最終的な提言がまとめられ、ルールが策定されることになるのだろう。
旅客機での旅は長くても数時間程度のもの。それくらいの時間はゲーム機をバックやトランクケースにしまい、ゲームとはおさらばすることはできるはずだ。他のお客の不安を引き起こすような事態におちいるよりははるかにマシといえよう。
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