今回のTOBではシティグループは、日興CGの少なくとも過半数、上限を全株として買付を行い、日興CGを傘下におさめることで、日本国内におけるビジネスを拡大したい考え。ただ、先日監理ポスト扱いが解除されて上場廃止の可能性が無くなったため、当初の買い付け価格1350円が1700円に上方修正され、日興CGの市場株価も値上がりが続いている。

また、今件については約1/4ほどの議決権を持つ4つの外資系投資ファンドが、1350円の段階では反対を表明、1700円に切り上げたあとも賛否の意思を留保している。このことから、これらのファンドがどのような対応をするかにより、TOBが成功するかどうかが大きく左右するものと思われる。

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