スマイルバーガーの公式サイトは【こちらになる】。場所は京都府京都市山科区。トップページには「営業時間:午前11時より売り切れ次第終了」と、いかにも挑戦的な時間帯表示。さらに4個分の分量を誇る「メガマック」ならぬ「クワトロバーガー」の横には「このハンバーガーのサイズは実物と異なります。(注)味のわからないお子チャマにはお売りできません」とチャレンジ精神をかきたてるメッセージ。

【プレスリリース】によると、毎日50個しか作らず、販売した時点で終了とある。「売れ切れ次第終了」というのは本当のようだ。店舗は古き良きアメリカを思わせるヴィンテージ・エアストリームを使用。銀色の流線型をしたバスのように見えるが、これはアメリカのキャンピングトレーラーとのこと。自慢のバーガーは、高級レストランで使用している牛肉100％のハンバーグ(190グラム)をパテとして使い、バンズ(パン)は神戸の老舗パン会社でスペシャルオーダーで焼いているとのこと。日経新聞によれば、この牛肉は40以上の精肉店を歩き回って見つけたという。もちろん注目を受けてからハンバーガーは火に掛けられるので焼きたてのジューシーな味わいを楽しめる。

公式サイトの「味のわからないお子チャマにはお売りできません」はあおり文句ではなく本当のルールのようで、「20歳未満にはハンバーガーはお売りできない」とある。同伴者が超えていればOKだが、本当に「大人のための大人のバーガー」として販売されているとのこと。もっとも下記にあるようにボリュームも相当なものだから、体操部の大柄な部員でない限りは完食は難しいだろう。

さて材料のこだわりは十分に理解できたが、そのボリュームはどれくらいだろうか。シングルサイズは950円とすでに普通の定食屋の定食メニュー＋デザート並の価格だが、パテでの単純計算でも通常のハンバーガーの約3倍。パテを自由に(計4枚まで)追加でき、最大数のパテをオーダーした「クワトロバーガー」だと、2650円もするという。重量は書かれていないが、相当なものだろう。

写真が「smile burger(スマイルバーガー)」サイトのトップページに掲載されているが、それによると

と何だか書いている方もよく分からなくなってきたが(笑)とにかく爆裂的なボリュームであることは分かる。

驚くべきことにこのクワトロバーガーをはじめとしたスマイルバーガーのハンバーガー、20代から30代の女性に人気で、午前11時の開店から4時間ほどで売切れてしまうという。

リリースによるとこの「スマイルバーガー」、運営元の京都職人気質では事業展開のモデルケースと位置づけ、今後は年間10店舗くらいのペースでフランチャイズ、あるいは直営で展開する予定だという。

写真を見て思わずかぶりつきたくなりそうな味わいが伝わってきたこの「クワトロバーガー」をはじめとした「スマイルバーガー」、実際に食したという数少ない体験レポートによると、味については絶賛の嵐。そこまでほめられていると、ますます食べたくなってしまうではないか。

とはいえ、東京・練馬在住の当方はハンバーガーのために京都まで遠征に行くほど、歌舞(かぶ)いているわけではない。今後展開されるというフランチャイズ・直営店が近所に出来たら、是非ともレポートしようと考えている、いや考えたくなるほどの魅力が写真から伝わってくるのは確かだ。

もし運良くこの「スマイルバーガー」の店舗そばに住んでいて購入できる機会のある人が当サイトの読者の中におられたら、是非とも送って実際に食べてみた感想を教えて欲しいものである。

余談だが『龍が如く2』には同名のハンバーガーがアイテムとして登場するようだが、今ハンバーガーとはまったく無関係……のはずだと思われる。

(最終更新:2013/09/12)