「小顔」「時のアセス」って覚えてる? 流行った言葉で振り返る10年間
2007年03月16日 08:00
検索エンジンのgooでは1997年3月のサービス開始以来10周年を記念し、この10年間に世を騒がせ話題となったキーワードの認知度・知識浸透度をチェックする【知ってる度チェック】のサービスを開始した。
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このサービスは過去十年間を1年区切りで分け、それぞれの年代に流行した、あるいは今でも通用し使われている言葉の一覧を表示し、知っているかどうかについてチェックを入れていくというもの。年代をさかのぼるにつれて「なんだこれ知らないぞ」的な用語が増えてくるし、「そういやこんなのもあったっけか」と記憶がよみがえるキーワードも多い。
ためしに「ノストラダムスの大予言」や「2000年問題」で皆が何となく不安な気持ちになった1999年をチェックしてみる……が肝心の「ノストラダムス」がないとは。
チェックを終えて推定すると、評価が出てくる。用語すべてには検索ができるリンクが張られた一覧が表示されるので、分かった言葉も分からなかったキーワードも検索で確認してみるとよいだろう。
それぞれの年代の世情を反映したキーワードを懐かしむだけでなく、どのような意味合いを持っている言葉だったのかを確認し、勘違いや思い違いを正すのにも役立つに違いない。
以下余談。
いくつかの年代をチェックして気がついたのだが、やはり検索エンジン上の「さが」というのか、キーワード上のチョイスの問題が露呈している。例えば2006年の「灰色金利」だが、世間一般には「グレーゾーン金利」の方が知られている。「灰色金利」では聞いたことがないという人も「グレーゾーン金利」なら何となくわかる、という人も多いだろう。「チョイワル」も「チョイ悪」も指す内容は同じだが、検索する時には別の言葉として認識されてしまうのも同じような例だ。
それぞれ個別の例をチェックするか、あるいは収録しているサイトのログデータを綿密に分析して類似・同義語と判断するような高度なAIを積むなどし、今後は例えば上記例なら「灰色金利」なら「グレーゾーン金利」の結果も出るようなオプション機能が求められるだろう。
もっとも一部検索エンジンではすでにその先駆けのような形で、タイプミスの場合をサポートする意味もあわせ「もしかして」検索も実装されている。技術的には不可能ではないのだから、今後のgooに期待したいところだ。
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