「猛暑日」「熱中症」「藤田スケール」今年4月から気象庁が正式に採用
2007年03月30日 06:30
先に【芸術じゃないけど爆発する!?「爆発的低気圧」とは】でもお伝えしたように【気象庁】では4月から天気予報などに使う用語の改正を行うべく検討していたが、この3月29日にその改正内容を正式に決定・発表した(【発表リリース】)
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改正内容によると、今回のような大幅な見直しは1996年以来11年ぶり。追加した用語は約40語。その他約130語については解説の修正を行い、それとは別に約30語を削除した。
主なポイントとしては次の通り。
●時間帯に関する用語(修正)
・00時 ~ 03時:「午前3時頃まで」を「未明」に
・06時 ~ 09時:「朝のうち」を「朝」に
・18時 ~ 21時:「宵のうち」を「夜のはじめ頃」に
●新たに加えた用語
・「藤田スケール」:竜巻等の突風に関する尺度として世界的に利用
・「熱中症」 :高温に対して注意・警戒を呼びかける際に使用
・「猛暑日」 :日最高気温が35℃以上の日に関して用語を新たに定義
●その他(低気圧の名称)
・低気圧により防災上注目すべき気象現象や特徴などが異なることから、低気圧についての特別な呼称は設けない。
・状況に応じて、「急速に発達する低気圧」「猛烈な風を伴う低気圧」などのように具体的な記述、解説を行う。
削除した用語については例えば「亜熱帯低気圧」などがある。
特に以前お伝えした「爆弾低気圧」や「藤田スケール」などはあまり聞き覚えがないことばだが、今後は気象コーナーなどで耳にする機会も増えてくるのだろう。
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