今日から出来る通信費・光熱費の節約ポイント17か条+α
2007年03月18日 19:30
先日朝ぼらけの目をこすりながらテレビを見ていると、[このページ(nhk.or.jp)は掲載が終了しています]という番組で「通信費や光熱費を節約して年間どれだけ経費を節約できるか」なる特集が組まれていた。てっきり企業のことからと思ったら普通の家庭でのお話。すでに知っている・実践していることも多かったが「なるほど」とうなづけるものもあったので、ここに簡単にまとめてみる。
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そもそも衣食住にかかる費用はここ十年間でかなり減っているという。節約モードに突入しているのか、それともデフレ効果なのかは不明だが、ハンバーガーの価格の変化や100円ショップの台頭が頭に思い浮かぶ。ただ、そのような中でも通信費と光熱費は毎年増えている。そこでこの回では両項目においてチェックリストを作るような形で、節約をしまくろうという主旨の内容で話が進んでいた。
通信費の節約術
●パケット料金の節約
・メールを受け取るだけでも料金がかかることに注意。
・文字だけの場合と写真付、動画付メールではそれぞれ数倍~数十倍の料金の差が出る。
(テキストメール250文字以内なら4円程度だが、写真付だと35~100円程度、動画15秒では140円~210円程度かかる)
・パケット割引を利用するのはもちろん、安易に動画や写真付メールを使わないようにする。
・一つ前のページに戻る時には「携帯電話の」戻るボタンを押す。サイト上の「戻る」リンクを押したのではパケット代がかかる。※
・よく見るサイトは「お気に入り」に登録してダイレクトにジャンプ。
・「画面メモ」「画像表示オフ」機能を使い、バゲット料を節約。
・固定電話から携帯電話にかける時には、頭に4桁の番号をつけると通話料が安くなるサービスもある。事前に申し込みが必要な場合もあるので確認しておく。
※サイト運営側としては好ましく無い挙動の場合もあり、この機能が使えないサイト(ゲーム系に多い)もある。
……と通信費については事実上「携帯電話の使用料」のみについての言及だった。
光熱費の節約術
●エアコン使用時の節約ポイント
・風向きは冷房なら水平、暖房なら下向きに設定。比重の関係から冷たい空気は下に、暖かい空気は上にたまるため。元々エアコンは天井に近い上部にあるので「水平」だが、可能ならば「冷房は上向き」の方が良い。
・エアコンのフィルターは月に一、二度掃除する。効率が良くなり、年間700円程度節約できる。
・使用時間そのものを我慢して減らす。一日一時間短縮すると、冷房で年間410円、暖房で900円ほど節約が可能。
●冷蔵庫の節約ポイント
・温度設定を「強」から「中」に。年間1360円の節約。寒い時には「弱」へ。
・食品の詰めすぎに注意。半分に抑えれば年間960円ほど節約。
・冷蔵庫の置き場所を壁から適切な間隔をおいた場所に。また、周囲に物を置かない。冷蔵庫自身の放熱を妨げてしまう。これを止めれば年間990円の節約。
●待機時消費電力の節約ポイント
・待機時消費電力は「ビデオデッキ/ガス給油器のコントロールパネル/電話機」の中ではガス給油器のコントロールパネルが一番大きい。
・その他、エアコンやテレビなどもあわせ、使わない時にはこまめに電源を切っておくこと。
・テレビは輝度を「最大」から「中央」に調整すると年間660円ほど節約。
・照明は白熱電球を電球形蛍光ランプに替える(54W/12Wに換えると年間1850円節約)。
電球形蛍光ランプは電気が通常の明るさになるまで多少の時間がかかるし単価が高いという弱点がある。しかし寿命も長いし消費電力も少ない。電気の入切の回数が寿命と大きく関わるため(ひんぱんにスイッチングするような場所では蛍光ランプの寿命や消費電力の少なさが活かされない短くなる)、長時間点けっぱなしになるような場所でのみ積極的に蛍光ランプに替えよう。
電球形蛍光ランプや待機時消費電力はよく知られている話。詳しい内容やその他の節約項目は【省エネルギーセンター】のページに一覧で表示されている。例えば【このプレスリリース】だと、もっとも待機時消費電力が大きいのは衛星放送チューナーであることがわかる。
これだけだと芸が無いので当方でも行っている手法を一つ。パソコン周りやテレビ、ビデオ関係の電源はある程度まとめて、写真にあるような『電源タップ』を用いている。これなら一箇所のスイッチングでまとめて電源を「元から」オン・オフできるし、雷ガードや個別の指し口毎のスイッチ付のを選べば、万一の時にも安全だし面倒なこともない。値段も1000円程度のものから存在するので、一、二年使えば省エネした分で元はとれるし、雷の心配も要らなくなるので一挙両得。もちろんビデオなど「元の電源を落とすとマズい」機器にはつなげないので要注意。
また、「手法」というほどでもないが、エアコンや冷蔵庫、電子レンジなど大きな電気量を食うものについては、古いものを大切に使うより、最新の省エネ型に買い換えた方が良い場合もある。その方が消費電力量が少なくて済み、結局家計と地球にも優しいことになる。特にエアコンは、数年で消費電力量が半減するくらいの技術進歩をしている場合もあるので要注意。
これら全部の手法を実践すればエコりまくり……と言っても大したものではないが、それでもそれなりに節約でき、フトコロもちょっぴり温かくなる、かもしれない。
(最終更新:2013/09/02)
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