【更新】ゲーム内でも古本を売る……わけではなくて・ブックオフも『セカンドライフ』内に出店

2007年02月26日 06:30

『セカンドライフ』イメージ【ブックオフ(3313)】は2月21日、【セカンドライフ】内にバーチャル店舗を出店したと発表した([発表リリース])。実際に古本を売るのではなく、広告塔的な役割を担うことになる。

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『セカンドライフ』ブックオフ店舗イメージリリースによると「ブックオフ・セカンドライフ内支店」では、タレントの清水國明氏が登場する同社の特徴あるテレビCMを巨大スクリーンでストリーミング配信し、ブックオフの存在をアピール。さらに店舗の上部に用意された、本棚に囲まれた巨大迷路を踏破すると、アバタ(ゲーム内のユーザーキャラクタ)用のオリジナルTシャツなどの無料配布の特典が得られるという。実際に古本が読めたり買えたり、さらに読まなくなった本などのアイテムを買い取りしてくれるわけではないようだ。

場所は『セカンドライフ』内で「Shibuya」で検索し、その後「90-202-22」を指定してテレポートすればOKとのこと。

また[産経新聞]によると、賃貸マンションの[ツカサグループ]が計画している、永住型テーマパーク[伊豆昭和30年代村]のバーチャル版を『セカンドライフ』内に設計予定だという。実物の完成前に疑似体験をゲーム内でしてもらおうというわけだ。

『セカンドライフ』は企業がビジネス活動を行うことが公に許可されていること、そしてゲーム内アイテムの創造が自由にできる。今春の日本語版展開開始を間近にひかえ、

・出店そのものを「宣伝効果あり」ととらえて出店する
・安価な放置型看板のように考え、既存のコンテンツをゲーム内でも展開する
・「パソコンでシミュレートする」「ネットでバーチャル体験をさせる」プロジェクトがある場合、自由度・再現度の高い『セカンドライフ』内で実施し、集客効果も狙う


などの使い道を日本企業側としては想定しているようだ。

一つ目の使い道はともかく、二つ目、三つ目については、実際に利用者が訪れてくれないことには効果を発揮しない。【「セカンドライフ」のすべてが大盛況ではない・ゴーストタウン化した商店街と「知ってもらうこと」の大切さ】でも説明しているが、ホームページ創成期のように「ただ作っておしまい」ではなく、作ったあとにどうすれば効果を高めることができるのかという、「事後対応・運営」が重要視されることだろう。


■関連記事:
【日本では企業の期待が高まる『セカンドライフ』・現在の利用経験者は1.12%】


(最終更新:2013/08/22)

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