ゲームソフトランキング更新・トップを飾るは謎解きパズルアドベンチャー

2007年02月25日 07:30

ゲームイメージメディアクリエイトが発表した2007年2月12日~2月18日の週間ソフト・ハードセルスルーランキングによれば、今週のトップにはアドベンチャーゲームというジャンルでは久々にセールストップについた『レイトン教授と不思議な町』だった。謎ことパズルを解くことで物語が進行していこというファンタジックなアドベンチャーゲームで、頭の体操的なパズルが次々と出題されていくのが特徴。通常の「脳トレ」系ゲームのようにスコアやノルマでパズルを解かせるのではなく、アドベンチャーゲームと組み合わせることで「パズル」をクリアさせるという、プレイヤーのモチベーションを高める仕組みが極めて巧み。さらに毎週新しい謎ことパズルをWi-Fiで配信予定というように、DSならではの仕組みが盛り込まれているのも嬉しい。

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第二位には人気シリーズタイトルの移植作『テイルズ オブ デスティニー2』が。2002年11月にプレイステーション2用として発売された同名タイトルをPSPに移植したもので、画像はPSP向けに再構築。アニメーションムービーも完全収録され、キャラクタのコレクション要素も含まれている。「完全移植」とメーカー側の説明にはあるが、プレステ2版から多少調整が入っていて、一層遊びやすくなっているのもポイントが高い。

第三位には『BLEACH DS 2nd 黒衣ひらめく鎮魂歌』が。人気漫画「BLEACH」のキャラクタを用いた2D対戦格闘ゲームの第二弾。Wi-Fi機能を用いた対戦システムも用意。タッチパネルを用いた霊符システムなどもある。前作と比べるとコンピュータ側の強さがレベルアップしており、プレイのし甲斐があるともいう。

第四位はこちらも新作の『DEATH NOTE デスノート キラゲーム』が。映画化までされた漫画「DEATH NOTE」の世界で繰り広げられる心理戦を体験できる推理ゲーム。原作の人気度もありセールスを上げたようだが、実のところゲームそのものは推理の要素はほとんどないカードゲーム。心理戦という意味では間違っていないが、「原作と関係ないのでは」という意見もある。カードゲームとしての出来はなかなか良いようだが、ルールが多少難解で「DEATH NOTE」の読者層には多少ミスマッチのもよう。

今回計測週でも新作が上位を占めており、年度末の新作ラッシュ再びという感が強いランキングとなった。年度末に新作が続出するのは春休みに突入して学生たちが購入意欲を高めるから、というタイミングの問題もあるのだが、同時にメーカー側の年度末決算に向けた調整という意味合いも強い。中には決算に間に合わせるために中途半端な開発度合で発売されるものもあり、実際に遊んでみると「創りこみが足りないな」「まだ開発途中じゃないの?」というタイトルの登場頻度が高いのも、この時期に発売されるタイトルの特徴。

「おとなのじじょう」というのもあるのだろうが、買い手サイドにしてみればスカを引かされるのは勘弁こうむりたいところもある(笑)。購入の際にはくれぐれも注意したいものだ。だが同時に、このような時期に『レイトン教授と不思議な町』のような逸品も出てくることが多いので、油断が出来ないのも事実である。

(最終更新:2013/08/17)

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