「また不二家か?」「今度は不二屋です!」・菓子メーカー不二屋食品で未承認遺伝子組み換え米使用の大福販売、自己回収へ

2007年02月16日 06:30

大福イメージ『読売新聞』などが報じたところによると、福島県は2月15日に福島県伊達市にある菓子製造会社【不二屋食品】が製造販売した大福で、原料として用いた中国産米に日本では安全性が未審査・未承認の遺伝子組み換え米が使用されていたことが分かり、同社では大福の自主回収をはじめたことが明らかになった。

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遺伝子組み換え米が使われた回収対象の大福は、製造が1月31日・消費期限が2月5日までで、33都道府県に出荷。市場にはすでに在庫はなく、ほぼすべて消費された可能性が高い。ただ、これまでに健康被害の報告はないとのこと。

混入が見つかったのは兵庫県神戸市の輸入会社が輸入したもち米の粉で、不二屋食品では2006年1月からこの米粉を使い、1万個/日のペースで大福を製造。ところが輸入会社から今年の1月下旬になり「遺伝子組み換え米が混じっている恐れがあるので自主検査する」との連絡があり、それ以降は同社からの米粉の使用をひかえていた。そして昨日14日に混入が確認された。

不二屋食品といえば先に「【あの不二家ですか?」「うちは不二屋です!」・菓子メーカー不二屋食品が風評被害】でも報じたように、【不二家(2211)】騒動で読み名が同じであるということから「勘違いされて困る」というコメントを発していた(【公式ページでのコメント】)。今回は直接不二屋食品を起因とするものではないものの、「不二家ではなくて不二屋が」と呼ばれてしまう事態が起きてしまったことになる。まさに事実は小説よりも」というところだ。

漫才や笑い話ではないのだから、こんなことがありえるなんて……と思わざるを得ない話ではあるが、直接口にする食品に関するものだから、冗談で済む話でもない。不二家も不二屋食品も美味しいお菓子を市場に提供していることに違いは無く、だからこそ一刻も早く復旧、あるいは事態の打開を図って欲しいものだ。


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(最終更新:2013/08/29)

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