ドーナツ+コーヒーのカフェイン=素敵なお目覚め朝食メニュー!? でも賛否両論

2007年02月06日 08:00

ドーナツイメージ[このリンク先のページ(Cnn.co.jpなど)は掲載が終了しています]によるとアメリカでカフェイン入りドーナツがカフェ経営者によって朝食メニューとして開発された。朝の眠気覚ましを目的に創られたこのドーナツ、注目を集めているが、この組み合わせに「不健康である」と批判する専門家もいるという。

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記事によると開発をしたのはアメリカ・ノースカロライナ州に住むカフェ経営者のロバート・ボハノン氏。毎日コーヒーを4杯から6杯も飲むコーエー愛飲家である氏は、牛乳にドーナツという朝食を採っていたものの「これでは目が覚めない」と思い、「だったら眠気覚ましに自分の大好きなコーヒーにも含まれているカフェインを入れればいいではないか」と手元のドーナツを見ながらひらめく。

カフェ経営者だけでなく医療検査用品会社を経営し、分子生物学の博士号を持つ科学者の顔も持つボハノン氏。自分の知識を駆使して「カフェインを細かい粉状にし、植物油でコーティングする方法」にたどり着く。この方法を使えばドーナツからカフェインの苦味を消し、舌触りもなめらかになる。ドーナツ1つにコーヒー一杯分に相当する100ミリグラムのカフェインを、無理なく混ぜ込むことにまで成功した。

この研究の結果生まれたのが「バズ・ドーナツ」「バズ・ベーグル」。「活気、興奮」を意味する「バズ」を頭に冠したこのドーナツ、特許取得を目指しながら大手ドーナツチェーンやコーヒーチェーンに売り込みをしており、回答待ちとのこと。

しかし元記事によれば、「1日300~400ミリグラムのカフェインを摂取すると心臓疾患につながる恐れがある」「カフェインの取りすぎは、特に若者にとってマイナス」「子どもや妊婦への悪影響も心配」と警告する専門家もいる。このような警告に対し、開発者のボハノン氏は「何事もやり過ぎはいけないが、カフェインに注意力向上などの作用があるのは確かだ」と反論しているという。

ドーナツと一緒に牛乳ではなくてコーヒーを飲めばそれで済むではないかというツッコミや、「逆算すると1日3~4杯のコーヒーを飲むと心臓疾患につながるのか」といった可能性はともかくとして。「無ければ創ればいいのよ!」とばかりに、自分のスキルを活かして「眠気予防のドーナツ」を創り上げてしまうボハノン氏には脱毛、いや脱帽である。

当方(不破)は最近【ミスタードーナツ(4665)】のドーナツがお気に入りではあるが、そのミスドをはじめとしたあちこちのドーナツ店で「コーヒー入りドーナツ」という商品は聞いたことが無い。しかし検索エンジンなどで調べてみると、まったく無いわけでもないようだ。

「ドーナツと牛乳で朝食を」「眠気覚ましをしたい」というニーズから「カフェインを採るために牛乳をコーヒー(紅茶や緑茶でもよいのだが)に差し替える」のでは無く、「ドーナツにコーヒーのカフェインを刷り込んでしまえ」というアメリカらしいある意味強引な、ある意味合理的な発想の元に、考えただけでなく本当に創り上げられてしまった「バズ・ドーナツ」「バズ・ベーグル」。もし本当に採用されて商品化したら、一般消費者からどのような反応があるのか、見て観たいものだ。

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