ロシア系証券会社「アルジゲート」の公式サイト判明・名前の由来は日本語から
2007年02月03日 12:30
先に【ロシア系証券会社「アルジゲート」東京で営業開始・ロシア株の窓口に】でお伝えした、ロシア証券市場の好調さを反映し、日本でもロシアとのビジネスを仲介する「アルジグループ」の証券会社「アルジゲート」が進出して直接の窓口が開かれることが明らかになった件で、同社の公式サイトが判明した(【公式サイト】)。
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ロシア(Russia)株はBRICsと呼ばれる「世界における急成長を続ける新興国」としてブラジル(Brazil)、インド(India)、中国(China)などと共に注目を集めている。特にインドや中国株は日本でも一部証券会社で購入ができるようになったが、ロシア株式は急成長が報じられることが多いにも関わらず、ほとんど手がつけられない状態だった。今回アルジグループのアルジゲートが証券業としてロシア株式を取り扱うことにより、日本人にとってロシア株式への窓口が開かれたことになる。
【グループ企業事業一覧】によると、会社正式名はARUJI GATE 証券株式会社(アルジゲート証券)。先日2月1日に関東財務局に証券業登録をしたばかり。主要株主はロシアのAlisher RakhimovやSOLID Investment and Financial Companyとなっている。
会社・グループ名の「アルジ(ARUJI)」とはロシア語で何かを意味するものかと思われたが、同グループの公式サイトには「日本語の『主(あるじ)』から頂いております」という説明がされている。いわく「それぞれの人間が、自分自身を『主』として、自分に与えられた人生を活き活きと生きていく。 活き活きと日々を過ごす自立した人々の集まりは、やがて大きな力を持ちます。 その力は、国家の枠や環境の違いを乗り越え、平和で明るい未来を築く礎になるでしょう。(中略)我々は、日本とロシアとの間に交流の炎を灯し、その友好の架け橋となると共に、その中心すなわち人と情報が常に集まる場でありたいと思っております」とのこと。
なおアルジゲート証券は2月22日から営業を開始する予定で、主に機関投資家や海外投資経験の豊富な個人投資家を対象とするとのこと。ネット証券各社との提携などは不明。
ロシアの証券が日本でも扱えるようになることも驚きだが、それ以上にグループ・会社名が実は日本語を由来としていたことにはもっとびっくりさせられた。ともあれ、今後はロシア株式の情報が日本国内にこれまで以上に伝播されることになるだろう。
[2007/3/2]
読者のご指摘により、アルジゲートグループの証券会社としての【アルジゲート証券】のサイトも判明した。
【情報提供:通行人s氏at一言掲示板】。Thanks!
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