東証、今度はロンドン証券取引所とも提携へ・NHK報じる
2007年02月11日 20:55
[このページ(nhk.or.jp)は掲載が終了しています]は2月11日、【東京証券取引所】が2月下旬にも【ロンドン証券取引所(London Stock Exchange)】との間で業務提携を結び、金融商品を相互に上場することになると報じた。
スポンサードリンク
すでに【東証、ニューヨーク証券取引所との業務提携合意へ・NHK報じる】でもお伝えしたように東証は【ニューヨーク証券取引所(New York Stock Exchange、NY証)】と業務提携を結んで相互に金融商品の上場を可能とし、将来的には株式の持ち合いによる資本提携も検討することを決め、覚え書きを交わしている。また、ロンドン証取は【英米バトル!? 米ナスダック、英ロンドン証券取引所にTOB・敵対的買収へ】にもあるように【ナスダック・ストック・マーケット】からの敵対的TOBを受けていたが、先日このTOBからの防衛に成功している(【参考:YOMIURI ONLINE】)。
NHKでは東証のロンドン証取との提携について、今月下旬に東証の西室泰三社長がロンドンを訪れて正式に合意することや、株価指数連動投資信託(ETF)を相互に上場したり、共同で新しい金融商品を開発することなどが合意文章に盛り込まれる見通しと伝えている。また、今回の合意が成立すれば、東京をはさんでロンドン-東京-ニューヨークと世界規模での証券取引所の提携が果たされることになる。
東証は2009年の上場を目指して今年10月に持ち株会社に移行するのをはじめ、さまざまな変革案を打ち出して実行している。今回の一連の流れにあるような、世界各地の証券取引所との積極的な提携促進も「上場」に向けた動きのひとつである。
将来的には東証経由で日本国内の株式はもちろん、(現物かETFの形でになるかは不明だが)アメリカやヨーロッパ、インドなどの株式が購入できるようになるのだろうか。ニューヨーク証取との提携も「具体的な話はこれから」という段階だが、進展に期待したいところだ。また、日本国内の他の証券取引所、とりわけ【ジャスダック】や【大証】の動きも気になるところではある。
(最終更新:2013/08/23)
スポンサードリンク
ツイート