ステルス戦闘機F22ラプターの嘉手納基地への到着再び遅れる
2007年02月12日 08:00
【ワシントンポスト】が報じたところによると、沖縄のアメリカ軍嘉手納基地への到着が天候不順により一日延期され2月11日になったステルス戦闘機F22ラプターの到着が再延期していたことが明らかになった。嘉手納基地のアメリカ空軍からの声明によると、ハワイを出発したF22戦闘機は「作戦上の理由(Operational reasons)」でハワイに引き返したという。その詳細な理由については明らかにされていない。これでF22戦闘機の沖縄嘉手納基地への到着は2日連続で遅れたことになる。
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在日アメリカ軍司令官のブルース・ライト(Bruce Wright)司令官・空軍中将は今回の到着延期と六か国協議の内容について「直接の関係はまったくありえない」とコメントしている。そしてF22戦闘機の配備は「日米同盟をより強くするための象徴であり、半島情勢に対処するためのものである」と述べている。
またF22戦闘機そのものについて司令官は「もっとも高値の戦闘機と揶揄されているかもしれないが、比較対象にあがっている他のどのような戦闘機よりも素晴らしい性能を持つ戦闘機であるには違いない」と自信を込めて説明している。
F22戦闘機の配備は「F15戦闘機では(昨今の情勢に対応するには)性能不足ではないか」とした日本側の意見に対し、アメリカ軍が出した解答の一つであるともされている。今回の「作戦上の理由」がどのようなものなのかは不明だが、じきに配属されることは間違いないだろう。
(最終更新:2013/08/23)
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