ヤフーがAPIの活用例をコンテストで募集中・ヤフーに採用される可能性もアリ

2007年02月24日 12:30

インターネットイメージ【ヤフー(4689)】では同社がすでに発表しているAPIを活用した、ウェブコンテンツやアプリケーションの開発者向けコンテスト【Yahoo! JAPAN WEB APIコンテスト】を実施している。締め切りは4月30日。優秀作品についてはヤフージャパンの本サービスへの採用も検討するという。

スポンサードリンク

APIとはApplication Program Interfaceの略で、ソフトやサービスを活用できるルールや仕組みのこと。今件の場合なら、公開されているAPIを利用することで、ヤフー上のさまざまな仕組みを外部から使いこなし、自分のソフトウェアに取り込むことができる。

公式ページでは今回のコンテストの主旨を「Yahoo! JAPANの提供するAPIを活用した斬新・革新的なウェブコンテンツ、アプリケーションを広く募り、すぐれた開発者を顕彰することで、次代のインターネットの担い手を発掘・育成することを目的」と説明している。応募部門は2部門で、APIを使用したWebコンテンツ「検索・地図情報・その他API部門」と、ヤフーのエンジンを使用したアプリケーションの「ウィジェット部門」(デスクトップ上などで、特定の環境下で実行されるプログラム)の2部門から構成されている。

「具体的にはどのようなものが?」という疑問もわくだろうが、「検索・地図情報・その他API部門」ならば【デベロッパーネットワーク】ページに多数のお手本が掲載されている。「ウィジェット部門」では【過去の投稿作品一覧】があるのでそちらを参照するとよい。

ネット上に無数に存在するサイトのデータを収集して検索可能とした検索エンジンのひとつであるヤフーは、それ自身がぼう大なデータベースと化し、それらを補う多種多彩なロジックがさまざまなサービスを生み出している。APIの公開により、その「ぼう大なデータ」と「さまざまなサービス」を取り込んで、独自の発想をもって新しい「何か」が創りだせるチャンスが生み出された。プログラム技術と発想力に自信のある人は、その腕前を世間に知らしめるチャンスが到来したといえるだろう。


■関連記事:
【楽天(4755)、楽天市場のAPIを公開・最初は「商品検索」など4つから】
【価格.com(2371)、WEBサービスの第一弾としてAPIの一部公開開始】
【GMOインターネット証券構想の一つ「API公開」で何が変わるか】

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

スポンサードリンク



 


 
(C)JGNN||このサイトについて|サイトマップ|お問い合わせ