ジャパニメーションを英語で紹介・日本エンタメ情報英語サイト「animeOnline」公開
2007年02月24日 12:30
【INTERNET Watch】によるとアメリカ企業のanimeOnlineが2月22日、日本のエンターテインメント情報を英語で紹介するニュース・SNSサイト【animeOnline】をオープンした。アメリカのコミュニティ系サイトにありがちなシステムに情報サイトの要素を加え、さらにSNSの機能も盛り込むという、特盛状態な総合情報サイトに仕上がっている。
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日本のエンターテインメント情報の中でもアニメは「ジャパン」と「アニメ」の造語である「ジャパニメーション」という固有名詞が一般化するほど知名度が高く、また日本のアニメ情報を一刻も早く知りたいという海外のファンも多い。経済産業省など各官公庁でも「世界に通用する日本の産業の一つ」としてアニメなどのエンタメ産業をサポートする体制を整えつつあるほど。
そのような「英語圏の日本アニメ大好きファン」のニーズに応えるべくスタートしたanimeOnlineでは、アニメや漫画、さらにはゲームや音楽(主にアニメをはじめとしたエンタメ系)の情報を毎日配信する。さらにユーザーによる動画投稿機能や、今週一週間に発売される予定のアニメDVDやゲームソフトの販売も行うなど、トータルアニメーションサイト的な様相を呈している。
animeOnlineトップページ。目新しさは無いが、これまでのさまざまなニーズをぎっしりと詰め込んだスタイル。
SNS機能は通常のSNSサイトのそれとほぼ同じだが、ブログの作成ができたり、自分の好きなアニメ作品ベスト5を選択して他人にアピールできるなど、「アニメ好きな人たちが集まるSNS」ならではの仕組みがみられる。
ページを開いてまず目に留まるのが、特別コラム。アニメが好きなユーザーが気になりそうなネタを用いているのが特徴で、記事掲載時には「ELITE EATS」というタイトルで「東京におけるファストフードベスト10」を面白真面目にレポートしていた。東京、特に秋葉原などのアニメワールド(と外国人には見える)での食文化の形態が写真付で分かるため、まだ日本に足を運んだことのない人にとっては非常に興味深く、価値のある記事だ。
日本のファストフード独自ランキング。第一位は「てんや」。
ちなみに第一位は「天丼のてんや」、以下「ペッパーランチ」「吉野家」「モスバーガー」「ミスタードーナツ」「かつや」となっている。日本人が、日本にない飲食店のレポートに興味をそそられるのと同様に、外国人にとってはこれらのお店の実体験レポートは、アニメやゲーム、漫画同様に「あこがれ」の対象となるのかもしれない。
日本文化を海外にアピールするサイトはいくつもあるが、テーマがテーマであるだけに趣味的傾向が強く、幅広い情報を展開するサイトはなかなか見出しにくい。今サイトが日本のアニメ文化を海外に(誤解なく)橋渡しするような、グローバルで包括的な、かつ活発な論議を展開できるアクティブなサイトになるよう、期待したいところだ。
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