ニトリ(9843)、桜ともみじの植樹計2万本で夕張市を支援へ

2007年02月11日 08:00

【北海道新聞】によると家具やインテリアチェーン店大手で北海道からの起業でスタートした【ニトリ(9843)】は2月10日、札幌市内で記者会見を行い、財政再建団体となる夕張市に5年間をかけて5億円の経費を費やし、桜ともみじを1万本ずつ計2万本植樹する計画を発表した。夕張市支援のため「しあわせの桜ともみじ」夕張プロジェクトと命名している。

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これは夕張市に桜ともみじを大規模に植樹して日本有数の名所を創り、観光スポットとして知名度を上げて地域再生を狙ったもの。ニトリだけでなく北海道や夕張市の協力を得ながら2011年までの5年間にわたって植える予定。夕張市民を中心にNPO法人が近く設立され、このNPO法人に毎年1億円ずつ寄付していく。

場所は夕張市の私有地55ヘクタールを活用。桜は「石炭の歴史村」周辺、モミジは紅葉山地区に重点的に植樹。今年だけでも3月末から、エゾヤマザクラやソメイヨシノ、ヤエザクラなど桜3000本ともみじ1000本を植える予定だという。桜は苗木だけでなく成木も一緒に植えるので、早ければ来年から花が見られるとのこと。

ニトリでは自社サイトの説明ページにもあるように、恩返しを事由として「北海道応援基金」を創設して助成活動を実施している。今回の支援活動はこの「北海道応援基金」から活用する形で行われる。金額的にも過去最高の規模になることだろう。

夕張市の気候に桜やもみじがどれだけマッチして成長しうるかは不明。しかし大きく育ったあかつきには、観光客はもちろん夕張市民一人一人の心に、ニトリの名が刻み込まれるに違いない。

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