食玩のお菓子を「必ず食べる」のは約半分の47%
2007年02月02日 06:30
【Japan.internet.com】によると会社で働く人を対象にした「食玩・カプセル玩具に関する調査」で、食玩についているお菓子を「必ず食べる」とした人は約半数の47%にのぼることが明らかになった。「大人買い」といわれる大人による食玩の購入で、事実上「ついでに」ついてくるお菓子だが、実際は多くの人の口に納められていることが分かる。
スポンサードリンク
調査は20代から50代の男女320人に対して行われたもの。食玩やカプセルを購入した161人に「どこに飾っているか」とたずねたところ、
・自分の部屋……72人
・飾っていない……39人
・職場の自分のデスク……35人
・居間……29人
・家族の部屋……20人
などの結果が出た。IT関連企業社員のモニタの上にはよく食玩が並べられているが、自分の目につくところに大好きな食玩を配することで、いやし効果を狙っているのだろう。中には「自宅のトイレ」という人が6人、「職場の”同僚の”デスク」が4人と、少々面白い回答をする人もいた。
「どのようなジャンルを好むか」との問いには「キャラクターもの」が一番多く97人。ついで「アニメなどの人物」が51人、「車や飛行機などの乗り物」が46人、「ロボット、メカ、ヒーローなど」が36人と続く。「動植物」「食べ物」「家具・電化商品など」「実在の人物」などが続き、食玩の世界が多種多彩に及んでいることが分かる。
最後に「食玩」という名前でコンビニなどで販売している以上欠かせない、最近では添え物的な存在になりつつある「同封されているお菓子を食べるかどうか」という問いだが、
「必ず食べる」……47.1%
「ほとんど食べる」……25.0%
「たまに食べる」……14.7%
「食べたことはある程度」……10.3%
「食べたことはない」……2.9%
という結果が出た。「食べたことはない」はわずか2.9%に過ぎなかったのは驚き。ほとんどの人が口にしていることが判明した一方で、何らかの形で残してしまう人が半数程度いることも明らかになっている。
「ひさしを貸して母屋(おもや)を取られる」ではないが、食玩はキャンディーやスナック、チョコレートなど身近なお菓子のオマケとして登場しコンビニなどで陳列してもらう機会を得たことで普及したもの。いまや「大きな食玩に申し訳程度に一口分のキャンディやガムがついている」ものが多数をしめ、「食玩のお菓子など形式的なもの」という認識が強い。
しかし例えば戦車の精巧な食玩である『ワールドタンクミュージアム』では、戦争で使う土のうを模したガムを同梱するなど、食玩の内容にあわせた工夫をする会社も見受けられる。購入した消費者も食べ物を粗末にすることのないように注意すると共に、提供側も「一工夫」をして食玩同様の愛と工夫を注いでほしいものだ。
■関連記事:
【食玩ブームを支え、恩恵を受けた業界……鉄道模型Nゲージ】
【フルタ製菓、マリオカートな食玩つきのキャンデー「マリオカートDSキャンデー」発売】
(最終更新:2013/08/23)
スポンサードリンク
ツイート