デジカメ出荷台数、2006年は過去最高の942万4000台
2007年02月05日 06:30
カメラメーカーなどで構成されている【カメラ映像機器工業会】は1月30日、2006年度におけるデジタルカメラなど各種カメラの販売実績と、2007年から2009年における販売予想のレポートを発表した(【発表リリース、PDF】)。それによるとデジタルカメラの売行きは相変わらず好調で、日本国内向け出荷数は前年度比11.6%増しの942万4000台となった。この販売数は過去最高の記録となる。
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デジタルカメラは急速な普及と性能の横並びで、一昨年は前年度比マイナスの出荷数となり「デジタルカメラ業界の黄昏(たそがれ)」とも呼ばれて危惧された時期もあった。しかし最近になり500万画素はごく当たり前で1000万画素を超えるような超高解像度をセールスポイントにした機種や、さまざまな付加機能(レンズ一体型、一眼レフ搭載、人の顔の自動認識機能など)を持つ機種が多数市場に導入され、購買意欲がかき立てられたものと思われる。
カメラ映像機器工業会は2007年度今年のデジタルカメラ業界の見通しについては「伸びはやや減少するものの引続き成長をしていく」と見ている。
かくいう当方も記事上で紹介している『FUJIFILM デジタルカメラ FinePix A500』を去年の夏に購入して今でも愛用している。購入当初からいわば「型落ち」で最新フルスペックのものではなかったが、当方には十分すぎる機能で使いやすく、非常に頼りになるデジカメである。これまでC-400・C-800・C-3030・Eggyなど多数のデジカメを渡り歩いてきたが、これが一番使いやすいかな、と実感しているほどだ。
今後デジカメは携帯電話に付属しているデジカメ機能を最大のライバルと見据えつつ、低価格化と超高性能化に二分化されて続々と新しい商品が「提案」されることだろう。さまざまな面白機能や、鼻血が出そうな高性能機種が出るのを(野次馬根性的に)楽しみにしたいものである。
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(最終更新:2013/09/12)
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