ニシキヘビの純金箔製ランドセル200万円、シマウマなら100万円・インパクトナンバーワンな新入生間違いなしなランドセルたち
2007年02月08日 19:30
以前【そろそろ旬なランドセル、人気の色は何色?】でも紹介したように、そろそろランドセルが話題に登る時期になってきた。人生で買い換えることはほとんどなく、小学校生活を共に過ごすことなるランドセル。そのランドセルについて「どうせなら無茶苦茶目立たせてうちの子を学校一の人気者にしよう!」という勢いの親にベストマッチしそうなものが愛知県稲沢市の
ショッピングセンター「パールシティ」に売っているという(ネタ元:TechSide掲示板)。目立ちやがりやが多く奇抜なアイディアが大好きな名古屋ならではの商品だ。
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恐らくは周辺地域に配られていたのであろうチラシの切り抜きだと思われる、数々のランドセルの写真を見て腰を抜かした。もっとも大きく描かれているものは「オールアミメニシキヘビ・オール純金箔」。価格は200万円。その横にはしましま模様のランドセルが「オールシマ馬」と説明文つきで配されている。こちらは100万円。
他にもイノシシの毛皮製のものが50万円、スルメを貼り付けたもの(価格不明)、尾長鶏の長い尻尾を取り付けた「尾長鶏」50万円などなど。
これらのランドセルは愛知県稲沢市のショッピングセンター「パールシティ」にある「かばん製造販売店パルタカヤナギ」で販売しているという。【テレビの紹介記事(2005年に放送されたもの)】によると、製作しているのはこの店舗の社長内藤廣氏で、冗談や酔狂ではなく、子どもたちに喜んでもらおうと一生懸命になって作っているという。また、材料として使われている動物の皮は、ちゃんとワシントン条約事務局の指定機関や名古屋税関の許可を取得しているので「その方面では」何の問題もなし。
やはりというか当然というか、ランドセルのポータルサイトである【ランドセル.net】でもその特集が掲載されて、こちらではもう少し詳しく事情が説明されている。このような「ゴージャスランドセル」製作のきっかけは、「自分の子供が小学校に上がる時に親の目線でパッとみてすぐに自分の子供だ!とわかると良いなと考え」てのものとのこと。
上記記事には色々と苦心談も書かれている。金箔技術を得るために金閣寺の建立に関わった職人に問い合わせたが結局何も教えてもらえなかったこと、2年半をかけてようやく「亀の甲羅・金箔ランドセル」を完成させたことなどなど。
すぐに自分の子供だ!
とわかると良いなと考えて。
(内藤廣・パルタカヤナギ店長)
店の宣伝商品としてあるだけで、売れるわけがない……という思いを持つ人もいるだろう。しかしそれはこれ、名古屋のこと。蛙の皮で作った20万円のランドセル、アザラシの皮で作った50万円のランドセルは売れたという話だ。
かなり自由化が進んだとはいえ、画一化された服装や道具、ルールの中での集団生活が基本となる小学校において、これらのランドセルを背負って登校すれば、間違いなく目立つこと請け合いである。ヒーローになれるか、単なる「歌舞(かぶ)いた小学生」として見られるかは定かではないが(笑)。
……もちろん本当に購入して子どもに使わせようという場合には、一応念のため学校に確認をした方がいいだろう。それと「尾長鶏ランドセル」の場合には尻尾の部分が登下校の際に引っかかったりしないよう、工夫が必要になるに違いない。
(最終更新:2013/09/12)
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