東京で1月31日スギ花粉・観測史上初の早さ

2007年02月04日 08:30

スギ花粉イメージ【東京都福祉保険局】によると、東京都は2月2日、1月31日の時点で東京都内3か所においてスギ花粉が飛び始めたのを観測したと発表した(【発表リリース】)。通常スギの花粉は2月下旬から4月下旬、ヒノキは3月中旬から5月中旬に飛散する統計データが出ており、これだけ早い花粉の確認はきわめて異例のこと。

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今回花粉が観測されたのは都内の千代田区・杉並区・大田区の3地点。「花粉が飛び始めた」と判断する定義は「1月以降にスライドグラスの1平方センチメートル内にスギ花粉が1個以上捕集される日が、原則として2日以上続いた最初の日」としている。今回、1月31日のデータから2日以上花粉が連続して観測できたため、2月2日に発表となった。

東京都において1月中の飛散開始を観測したのは1985年の観測開始以来初めてとなる。これまでの最も早い飛散開始日は1988年と1989年の2月1日でそれをわずか1日だが上回ったことに。 福祉保険局側では今回の事象について「1月末の急な気温の上昇などにより飛散したのではないか」とコメントしている。

福祉保険局のページでは【リアルタイムで花粉の動向を測定表示するシステム】を閲覧することもできる。現在はまだ地図上の色に変化はないが、じきにこれが大量の花粉が飛散していることを表す黄色や赤に染まっていくことを想像すると、今から頭と鼻が痛くなってくる。せめて少しでも花粉の量が少なくなるよう、心から祈るしかないだろう。


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