100円マックの売り上げ貢献!? マクドナルドの決算短信発表・経常利益倍増へ

2007年02月09日 06:30

メガマックイメージ[マクドナルド(2702)] は2月8日、2006年12月期連結決算短信を発表し、その中で経常利益が前年同期比で99.6%増しの57億0800万円になったことを明らかにした(【発表リリース、PDF】)。前期の減益から2期ぶりに増益に転じたことになる。

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マクドナルドではこの期は「100円マック」戦略を実施。主力商品のハンバーガーやコーヒー、シェイクやパイなどのベースメニュー単価を100円に抑え、「100円あったらマックへ行こう」を合言葉にしてお客の誘引を模索。特にハンバーガーだけでなくパイなど女性向けメニューも100円メニューに加えたことで、女性客の確保にも成功。売り上げは前年同期比で9.2%増の3556億9600万円、経常利益は57億0800万円、当期純利益は15億4900万円となり、特に純利益は前年の6000万円から大きく躍進した。

短信内分析によれば、100円マックのメニュー増加は客数そのものを2.1%かさ上げするのに貢献。24時間営業店の拡充や新商品の開発、高単価商品への誘導を果たしたことで客単価も伸びたとのこと。

次期は「メガマック」の堅調さから見られるように、2006年12月期以上の好成績が期待できる。しかし売り上げに対する利益の率の低さは相変わらずで、収益体質の改善も今後の検討課題となることだろう。


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(最終更新:2013/08/23)

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